似てない同士のほうが仲良くなれる場合もある
アップタウンガールズは、ダコタ・ファニング、ブリタニー・マーフィ主演のヒット作 |
例えば、『アップタウンガール』。富豪から一文無しになってしまったモリーと、モリーが子守をすることになった、大人びた少女レイ。自分の世界の人々からは、理解してもらえない同士です。
『セント・オブ・ウーマン夢の香り』は、盲目の退役軍人と、道案内をすることになった青年との心の交流が描かれます。
二つの映画とも、初めは決していい関係ではありませんでした。お互い、自分と違った面しか目に入らなかったのです。映画が進むにつれ、次第に人間の表面と内面というテーマが浮かび上がってきます。
普段の私たちの生活でも隣り合わせにあるテーマだと思います。向き合う相手の表面や、女性、男性、子供などといったレッテルに照準を合わせていると、自分の存在感が相手の心の奥まで届かない場合がほとんどです。
日常のふとした局面で、レッテルや表面でしか見ていなかった相手の心に突然触れ、感動することってありますよね。そうすると、表面や違いを超えて理解できる喜びが、溢れてきます。
仕事での人間関係に疲れたときは、この映画
ビューティ・ショップは見れば元気になる映画 |
映画では、登場人物はさほど悩まず、自分の道を突き進みます。いろいろな障害にぶつかりながらですが。
『ビューティ・ショップ』は、主演のクイーン・ラティファのバイタリティやエネルギーが、元気をくれる映画です。『クルーレス』のアリシア・シルバーストーンが相変わらずきれいで、ちょっとお馬鹿なキャラを演じてくれているのも見所。『恋はデ・ジャブ』でマドンナ役のアンディ・マクダウェルは、旦那との関係に悩む奥様。
上司のゲイ役を楽しそうに演じているケヴィン・ベーコンが、クイーン・ラティファ演じる美容師にいちゃもんをつけるところから話はスタート。
メラニー・グリフィス、ハリソン・フォード、シガニー・ウェーバー出演映画『ワーキング・ガール』は、多少の人間関係の疲れなんてなんのその。がんばる姿に思わず応援したくなる女性の映画です。ブリタニー・マーフィ主演の『カレの嘘と彼女のヒミツ』の主人公ステーシーも、壁にぶつかったときに見る映画は、『ワーキングガール』。
仕事の人間関係に悩むのは、どこの誰でも同じなんですよね。よくあることだと思えば、ジタバタしないで、「そんなもんだ、私は私の道を行こう」ってぐらいに考えることができるかもしれませんね。できなくても、映画を見て、元気を回復しちゃいましょう。
いかがだったでしょうか? 次回の「元気が出る映画」シリーズは、「落ち込み編」を予定しています。楽しみにしていてくださいね。
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