本物の刑事になる過程をみせたい
ホ・ジュノをはじめ、豪華な共演陣にも注目! |
プレス:作品を選ぶ基準を教えてください。
計画をしてからえらぶのではなく、マネジメント会社の人や作家と慎重に会議を開きます。その中で、自分がどれだけ上手くできるか、自分の長所を生かして作品の一助になることができるかを考えます。それからキャラクターの多様性のバランスを考えて選びます。
プレス:
自分が考える長所とは?
キム・ミンジュン:
長所といわれると、挙げるのは難しいと思います。今はいろいろな自分に対して疑問を持ちながら、可能性に近づいている段階です。映画に出演することは授業のようなものなのです。もっと長所に近づける俳優になりたいと思います。
プレス:
日焼けをしていますが、南の島にでも行ってきたのでしょうか。次回作の準備をしているのでしょうか。
キム・ミンジュン:
オーストラリアに行ってきました。MTVの仕事で行ったのですが、そこで日焼けをしました。サーファーがたくさんいる場所なので、サーファーの真似事をしてみました(笑)
プレス:
黒幕と対峙する際に涙を流すシーンがありますが、涙の演技ではどのように自分の気持ちを高揚させていたのか教えてください。
キム・ミンジュン:
簡単にできる方法はまだ見つかっていません。悲しい思い出を考えてみたり、方法を考えてみたけれど、結局は台本が大切なのだと考えています。どれだけ台本に没入して、どれだけ解析するかが大切ではないかと思うようになりました。
プレス:
この映画の見どころを教えてください。
キム・ミンジュン:
新人の刑事が本物の刑事になる過程を見せたいですね。先輩の血と涙を見ながら主人公自身が生まれつきの刑事だったと自覚する過程を見せたい。調査をし、考えるのが刑事というものですが、韓国の刑事は走る刑事なのです。この映画はそれをありのまま見せたものです。
会見中、終始笑顔を見せていたキム・ミンジュン。実は、「もともとはぶっきらぼうな表情なのですが、緊張すると笑顔になるのです」と打ち明けました。人気抜群のスターでありながら初々しい様子に、記者たちの好感度アップ! また、映画初主演作に対する自己採点を問われると「点数はつけられません。(もっと上手に演じたいという)欲もありますし……」と謙遜していました。マジメで人柄の良さを垣間見せた会見。その飾らないところが人気の秘密なのかもしれません。
次ページでは、映画『おまえを逮捕する』についてご紹介します。