目覚ましい女性監督の活躍
映画「アメノナカノ青空」のイ・オニ監督をはじめ、韓国では若い女性監督たちが目ざましい活躍を見せています。「戦後から90年代半ばまでの約40年間、女性の映画監督は全部で10人ぐらいしかいませんでした。ところがその後の10年女性監督が急速に増えています」と話してくれたのは、韓国文化院の「コリアン・シネマウィーク」担当者。「シュリ」や「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督や「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」のパク・チャヌク監督など、90年代半ば以降韓国の映画界をリードしてきた監督たちは、386世代(30代、80年代に大学に通った60年代生まれ)といわれてきました。韓国の軍事政権末期に大学時代を経験した「変革を求める世代」でありながら海外での経験も豊富で韓国映画界に新しい風を吹き込んだ人たちです。
今回上映される5つの作品のうち4作品が、そんな386世代に属する女性たちによって作られたものです。コメディあり、泣けるストーリーありの5作品は、すべてが日本未公開作品。同時代を生きる韓国の女性たちの視点で描かれた韓国映画の世界を見てみませんか。
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