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女性の視線で描いた韓国映画一挙上映! コリアン・シネマウイーク2005(2ページ目)

東京国際映画祭・共催企画「コリアン・シネマウィーク」。今年のテーマは「現代韓国女性映画特集」。あと一ヵ月後に迫ったイベントの見どころ・内容をご紹介しましょう!

執筆者:桑畑 優香

女性の目で描いた5つの韓国 その1

◆台風太陽( The Aggressives )
「台風太陽」
日 時 10月24日(月) 開場:18時 開演:18:30
2005年/107分/35mmカラー/日本語字幕出演:キム・ガンウ、チョン・ジョンミョン
<ストーリー>
高校生活に馴染めず、平凡な日々を送るソヨは偶然インラインスケートを始める。公園の隅で一人練習に励むソヨは、公園の中央でインラインスケートをするグループの中で華麗な妙技をみせるモギに魅了され、そのグループのハンジュの紹介で、チームに合流する・・・。インラインスケートをテーマに情熱的な若者たちの夢を描いた青春映画。
<チョン・ジョンウン監督>1969年生まれ。1999年韓国芸術総合学校映像院映画科1期卒業。卒業作品「二人の夜」(短編)で1999年映像院映画祭最優秀作品賞受賞。「図形日記」で第2回ソウル女性映画祭最優秀短編賞を受賞し、一躍韓国映画界の注目を集める。長編第一作「子猫をお願い」は、日本でも劇場公開された。


◆バス、停留場(Lovers' Refuge)
「バス、停留場」
日 時 : 10月25日(火) 開場:18時 開演:18時30分
2002 年/ 90 分/ 35mm カラー/日本語字幕
監 督 : イ・ミヨン (Lee Mi-Yeon)
出 演 : キム・テウ (Kim Tae-Wu) キム・ミンジョン (Kim Min- Jeong )<<ストーリー>
過去の恋人や周りの人々に嫌気を感じ、売春婦以外に出会いがない 32 才の塾講師・ジェソプ。一方、援助交際をしている塾の教え子で 17 才の女子高生・ソヒ。近所に住む二人は駅やバス停で出会い、次第に親しくなるが、虚しい日常の中で互いに寂しさを口に出すことすらできず...。心に深い傷を持つ 男女のラブ・ストーリー。
<イ・ミヨン監督>
1963年生まれ。同徳女子大学国語国文学科卒業。1991年からフランスの私立映画学校ESECで演出を学ぶ。1998年「クワィエット・ファミリー」、2000年には「反則王」のプロデューサーをつとめる。プロデューサーとして成功を収めた後、「バス、停留場」で監督デビューした異才の持ち主として韓国映画界で注目を浴びる。

◆嫉妬は我が力(Jealousy Is My Middle Name)
「嫉妬は我が力」
日 時: 10月26日 (水)  開場:18時  開演:18時30分
2002 年/ 124 分/ 35mm カラー/日本語字幕
監 督 : パク・チャノク (Park Chan-Ok)
出演:パク・ヘイル (Park Hae-Il) ムン・ソングン (Moon Seung-Keun)
<ストーリー>
大学院生・ウォンサンは、彼女が妻子ある男と不倫をしていることを知り、彼女と別れる。ウォンサンは、偶然その不倫相手・ユンシクが勤める出版社を訪れ、妙な好奇心からそこで働くことになる。そして、ウォンサンは仕事で一緒になった獣医出身の女性カメラマン・ソンヨンに惹かれていくが、恋敵である ユンシクも彼女に興味を抱いていた。
<パク・チャノク監督>
1968年生まれ。漢陽大学演劇映画科卒業。1996年に「ある」(短編)でソウル女性映画歳優秀作品賞を受賞。その他の短編作品でも多くの映画祭で受賞歴を持つ。その後「オー!スジョン」で助監督をつとめる。長編デビュー作「嫉妬は我が力」は、第16回東京国際映画祭「アジアの風」部門で受賞するなど高い評価を得た。

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