年に一度は家計の棚卸をしておきたい
お金を貯めるためには、まずは、資産や負債などの家計状況を把握することから始めましょう。目先の収支を考える前に、我が家の預貯金や負債などを知っておくことは大切です。いわゆる「家計の棚卸」ですね。年に一度はこの棚卸をして、常に我が家の資産状況を把握しておきましょう。時期を決めて恒例行事としておくと、家計の整理ができますね。
まずは資産のリストアップを
資産をリストアップしていきましょう。銀行に預けている預貯金は、残高を見ます。定期預金などは利率や満期日などを記載しておくといいですね。
株式や投資信託、債券などは時価で評価します。こちらも、購入日や購入金額などを書いておくと、今後の運用や資産配分を考えるときに便利です。
貯蓄性のある保険も資産としてリストアップをします。現時点での解約返戻金の金額を書きます。
マイホームやマイカー、土地、ゴルフの会員権なども資産です。広告などを見て、およその現時点での価値を把握しておきましょう。これで、資産のリストアップができました。
負債は残高でカウント
次に負債です。これは、住宅ローンや車などのローン、キャッシングやリボ払いの残高なども該当します。現時点での借入残高をみておきましょう。
また、借入の金利や返済期間などもあわせて書いておきましょう。繰上げ返済の効果を考えたり、どの借入から返済していくかなどを考えるときに役に立ちます。
資産-負債=資本(純資産)
資産と負債が把握できたら、家計のバランスシートが完成です。会社などの賃借対照表と同じですね。
「資産-負債」が「資本」となります。この資本が、本当の意味での資産(純資産)。
資本がマイナスの方は債務超過です。主に住宅ローンの負債が大きいという人が多いのではないでしょうか。少しでも借金を減らすことを考えていきましょう。
そして、資産の状況もチェックしましょう。すぐに現金化できるか、今後利益を出すかを考えてみると偏りがみえてきます。資産配分を考え、配分し直すことも大切です。
国家予算も事業仕分けされる時代です。家計も資産の状況をしっかり把握して、資産や負債の仕分けをすることが大切となります。
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