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これで見納め!!「新春かくし芸大会」(2ページ目)

1964年から半世紀を越えて続いていた、お正月の顔「新春かくし芸大会」。残念なことに2010年がラストイヤーとなりました。これまで日本中を楽しませてきた名物番組を、涙とともに振り返ります。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

番組を支えてきたさまざまな人達

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エッセンシャル・ベスト堺正章 [Limited Edition]
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ハナ肇がリーダーのクレージーキャッツといかりや長介がリーダーのドリフターズ。この2大人気グループが、真っ向から対決したり、普段見せないコラボを披露するのも「かくし芸」の楽しみの一つでした。

この2組は長年、芸を競い合う両軍だったり)の先頭に立って引っ張ってきました。特にコントの中に出てくるハナ肇扮する銅像は、かくし芸の象徴とも言える存在。この像に、後輩タレントが水を掛けたりブラシでこすったりするシーンは、いつ見ても爆笑必至のすべり知らずでしたね。

ミスターかくし芸ならではの選択眼

純粋にかくし芸として番組を支えてきたのは、やはり堺“ミスターかくし芸”正章の活躍でしょう。実は以前、かくし芸に賭ける意気込みを各方面からうかがったのですが、ミスターの場合は芸をマスターするためのレッスンはもちろんのこと、どの芸を演じるかのセレクトに時間を掛けているそうです。

世界中から珍芸、奇芸の映像を取り寄せて、その中からミスター本人がベストなものを選び抜くとのこと。難易度の高いものなら何でもいい訳でなく、あの場面で極上のエンタテインメントとして成立するかどうかを判断しなきゃいけないんですね。

ポスト堺正章を目指した皆さんは、失礼ながらその判断が弱かった気がします。2010年はミスターかくし芸にとっても、ラストとなる訳で、どれだけ難しいことをやるかよりも、見ている人をワクワクさせるかに注目して、最後の芸を堪能したいものですね。

まだまだいました。かくし芸で輝いた人達
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