満を持して本格的街歩き番組登場

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タモリのTOKYO坂道美学入門 (単行本)
※この番組のルーツと言っても過言ではない、街歩き本の決定版!
この秋、民放各局のバラエティが大幅にリニューアルされましたが、何でも不況による予算削減だとか。一定の視聴率を確保している番組が、次々に最終回を迎えたことは、多くの視聴者を悲しませました。

一方、以前からの勢いを維持しているのが、公共放送のNHK。報道、ドラマが好調なのに加えて、バラエティの分野でも独自色を発揮。民放ではなかなか作れそうにないタイプの番組を制作して、注目を集めています。

特にこれまでのNHKのバラエティとは一線を画した内容で、放送開始前から話題を呼んでたのが、今回取り上げる「ブラタモリ」(毎週木 22:00~22:45)。「タモリ倶楽部」と似てるようで、実は大違いの野心的プログラムなんです。

「不毛地帯」を気にする本当の訳

これまで、バラエティ新番組を放送開始直後にレビューすることは避けてました。ドラマと違い、バラエティはオンエア後に内容を変えていくのが普通。ただ、こちらは半年前にパイロット版を作成し、本放送もすでに3月からロケが始まっていることもあり、スタートから内容は固まっているものとして、いろいろ語らせてもらいます。

最近「笑っていいとも!!」のテレフォンショッキングで、ゲストが「不毛地帯」のポスターを持ってくるたび、MCのタモリは微妙な表情を浮かべて会場の爆笑を獲得しています。でもこれって、ひょっとするとNHKでの看板番組の真裏で放送される“ライバル”を意識しての態度では?

とは言え「ブラタモリ」という力の抜けたタイトルからも分かるように、番組は45分間淡々と進みます。毎回、古地図を手にして都内を散策しながら、隠れた歴史の遺産を見つけ出していくという知的バラエティ。記念すべき第一回はタモリの母校・早稲田からスタート。放映予定の範囲ではすべて都内ですが、これってNHKの全国放送としては前代未聞でしょう。

じゃあ、どこが「タモリ倶楽部」と違うのか?