キングオブコント 東京03はなぜ優勝できた?

今年はドラマティックな展開に

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惜しくも2位となったサンドウィッチマン富澤たけしが「完敗です」と口走ってしまったように、当ガイドも「完敗です」と最初に告げなければなりません。先週行った直前予想が、見事に外れてしまったので。

言い訳するつもりはありません。ただ、優勝予想したコンビがこけたというよりは、他のグループがより面白すぎたってことでしょう。

特に、ラストで手に汗握る決戦になった、東京03とサンドウィッチマンのガチンコ対決は、感動的でさえありました。こうしたドラマティックな展開を生み出したのは、前回からガラリと変わった採点方法にも要因があったように思います。

功を奏したシステム改変

昨年、第一回キングオブコントの審査システムについては、いろいろと物議をかもし出しました。それもあっての今回の改変だったのでしょうが、これほど公平かつ見応えある展開を生み出すとは、正直思っていませんでした。

最大の改変ポイントは、審査するセミファイナリスト100人が無記名投票することでしょう。誰も気兼ねすることなく自身の感覚に従って、しかも大人数が投票することで、統計的公正が実現できたように感じました。

加えて、2ネタの合計得点で競うというやり方が、あれほどまでに逆転また逆転のエキサイティングな展開を生み出すとは気付きせんでした。たぶん来年の大会も、まったく同じシステムで争うことになるんじゃないでしょうか？

で、肝心な東京03の勝因は？