有吉に負けた!!
嫌われない毒舌のすすめ (ベスト新書) 有吉弘行(著) ※「アメトーーク」では「バカにしてもいいけど、小バカにするな」の名言を残した有吉だが、この本には「苦手な相手を『小バカ』にして好感度を上げる」という章がある(笑)。 |
視聴率は11時台にもかかわらず15.8%!! ブームを巻き起こした「家電芸人」以来の高視聴率ですよ。「だから、これもブームになると見越したんだろ?」と聞かれても、反論できないのが悔しい…。いや、便乗ネタと思われるのを覚悟で言ってしまいましょう。「今年は一発屋芸人のブームが来る!!」と。
一発屋企画はスベリ知らず
有吉を見事復活させた「アメトーーク」(番組内では「二発屋」とへりくだってましたが)のほかには、爆笑問題の「キズナ食堂」(TBS系)でも、一発屋芸人が海の家経営で再生を目指す「一発屋食堂」というコーナーが好評です。メンバーはX-GUN、BOOMER、鉄拳、ムーディ勝山、ダンディ坂野、小梅太夫、鼠先輩たち(あっ、2人カブってる…)。交代で海の家を切り盛りするだけのシンプルな企画ながら、苦労して人間的魅力が備わったからか、グイグイ引き込まれるドキュメンタリーになってます。暑い中、真剣に働く芸人の姿には、誰もが胸を打たれる筈。店に集まるお客さんも、みんな笑顔で一発屋の悪戦苦闘ぶりを温かく見守ってます。
たまたまこの2番組には出てませんが、小島よしおも一発屋としての自虐ネタを連発させ、今も人気を持続中(じゃあ一発屋じゃないじゃんっ)。こうした状況を見ると、世間は一発屋芸人に対して、かなり優しいのでは。でもそういう空気ができたのって、それほど昔のことじゃない気が…。
その優しさの奥にあるのは……