お笑い・バラエティ/お笑い・バラエティ番組最新情報

爆笑レッドカーペット完全レビュー! 6/11

「マジックアワーSP」の翌週ということもあるのか、やや地味な顔ぶれになった今回。それでも見どころはいくつもありました。初登場の芸人も多かったので、簡単なガイドブック代わりに参考にしてもらえれば幸いです。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

地味な中にも見どころ満載


画像の代替テキスト
人の不幸はパフェの味 出演:インスタントジョンソン
※彼ら最大の魅力であるコントの世界を、最大限に表現したロードムービー&シチュエーションムービー。
先週は芸人側もゲストパネラーにも派手なメンバーが勢ぞろいでしたが、今週はある意味、踊り場的な構成だったのでは。もちろん、レギュラーで続けるためにはこうした回も必要だし、新しい発見や収穫も結構ありました。

ただ、これは仕方ないことですが、以前に受けたネタをアレンジしたコントは、その分、笑いもやや薄くなってるのが残念です。潔くシリーズ化した方が素直に笑えるかも。

※末尾に、評価ポイントであるレッドカーペット賞、カムバックレッドカーペット(以下CBRCと略)、満点大笑いの獲得を記載。

◎山陽ピッツァ………コント・剣道の道場破り。新鮮さもあって、今回いちばんの注目株。典型的な「美女と野獣」コンビだが、外見のイメージを裏切って、2人とも達者な台詞回しで、観客を沸かせた。同棲中というのも、話題作りとしては申し分ない。(満点)

◎インスタントジョンソン………コント・杉山応援団。番組初登場だが、こちらは芸歴10年を超える中堅ユニット。これまでのネタとは、ボケとツッコミのバランスを変えてきたところが勝因では。「お疲れちゃん」を封印した勇気も称えたい。(CBRC、満点)

◎渡辺直美………形態模写(口パク)でビヨンセ。今週のレッドカーペット賞受賞者ですが、今後に一抹の不安を感じてしまった。弱冠20歳で脚光を浴びたため仕方ないとはいえ、早急にビヨンセ以外の技(フリートークを含む)を磨く必要ありでは。(レッドカーペット賞、CBRC、満点)

◎5番6番………漫才・漫画実写化、脚本は橋田壽賀子。1本目は完璧だったものの、カムバックで自爆(笑)。ただ、あの長台詞だけに仕方ない面も。ネタ自体は2本とも高水準だったので、さらにブラッシュアップしての捲土重来を期待したい。(CBRC、満点)

◎ジョイマン………コント・ラップで二者択一。申し分なし。しかも、何気にステップがうまくなってる! チェ・ジウやイ・ビョンホンなどの韓流スター(の名前)を借りて、毎回確実に爆笑を獲得している。(満点)

◎カナリア………コント・赤ずきんとお婆さん。オチが唐突過ぎたので「中笑い」だったんだろうけど、散々やり尽くされた感のある赤ずきんネタで、新機軸を見出したのは立派。

◎浅越ゴエ………しっくりこないニュース。この手のネタは時代を超えて受けることを再認識。ただし、定員一名の熾烈な戦いが、水面下で繰り広げられてることも予想。(満点)

◎クールポコ………コント(?)・師匠と弟子の餅つき。まったくもって危な気なし。あえて重箱の隅を突けば、最後のキメ台詞は「オレ、やっちまったな」じゃなくて「やっちまったな、オレ」でしょう。(CBRC、満点)

◎ロッチ………コント・アラスカでオーロラ観測。いがみ合う2人が最後に和解するというストーリー展開が、彼らの特色か。その路線で様々なコントが見てみたいという気にさせる。(満点)

後半戦いきま~す
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます