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小島よしおのギャグのルーツはどこに?

ただいま人気絶頂のピン芸人・小島よしお。「そんなの関係ねえ」のギャグで大ブレークしましたが、そもそもあれってなぜ面白いんでしょうか? こんな単純な疑問から、流行語の歴史をさかのぼってみたいと思います。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

小島は小栗よりも旬!!

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『DJ TASAKA presents Mix of Colors』 小島よしおのテーマともいえる、あの印象的なBGMが収録されてます。
この1年を振り返ってみようという企画が、そろそろ番組や雑誌の特集で見掛ける様になりましたねぇ。そこで必ずといっていいくらいに取り上げられているのが、「そんなのカンケーねぇ」のフレーズで一躍ブレークを果たしたピン芸人・小島よしお。

今さらかとは思いますが、一応簡単に紹介してしまうと、鍛えられた体に海パン姿、ダンサブルなBGMに乗って「そんなの関係ねェ」「おっぱっぴ~」と叫び、あっという間に日本中の注目を集めた、あの小島クンです。

意外と苦労人なとこもあり、そんじょそこらのポッと出芸人とは、訳が違います。早稲田大学在学中からサークルとして活動を続けてきたコントユニットWAGEが、2001年に晴れてプロデビュー。一部で熱狂的な人気を集めるも、06年に解散。その後、本名の小島義雄として活動し、今年はじめのブレークでようやく花開いたのでした。

それにしても、一度グループを経験した後にピンで活躍する芸人が多いのが面白い。東では劇団ひとりに、土田晃之、カンニング竹山、バカリズム。関西なんて、ほとんどのピン芸人が、昔コンビを組んでいたか、今も組んでいながらのソロ出演だったりします。やっぱり、ピンとグループの両方の感覚が分かってるほうが、有利なのかな。

なぜ面白いのか(直球すぎ!!)

これまで小島よしおについての記事は、至るところにアップされてるようです。でも、肝心なことについて誰も書いてないような気がするんです。それはなぜ「でもそんなのカンケーねぇ」のフレーズが面白いかってこと。

こーゆーことを書くと「そんなのカンケーねぇ」と返されてしまうのは、そりゃもう百も承知してますよ。でも、でも、でも、でも……。そこを無視してお笑いを語るのって、あまりにも薄っぺらいものになってしまいそうで。あえて、切り込んで見ることにしました。

おそらく当人には、これをやれば必ず爆笑が取れるという綿密な戦略はなかったかと。逆にあれが戦略から生まれたギャグなら、相当の策士に違いないってことです。

ではでは、なぜあのギャグが受けたのか? このシンプルながらも非常に重要な問題については、次ページからじっくりと分析してみたいと思います。


次のページでは、「そんなのカンケーねぇ」の謎を解く
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