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トーク番組はほんとうに「戦場」なのか?(2ページ目)

バラエティの中でも人気の高いトーク番組。もともとは肩のこらない気楽なお喋りを楽しむものだったのに、いつのまにか出演者が緊張して臨む、晴れの舞台へと一変しました。そんなトーク番組の裏側に迫ります。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

「さんま御殿」の長期政権はじまる

 
ドラマでも絶口調なさんま工場長(心はロンリー気持ちは「…」XI)

そして今、トーク番組の中で主流は、いわゆる「ひな段トーク」と呼ばれるジャンル。その代表格はもちろん「踊る!さんま御殿」(日テレ)です。毎回12組ものゲストを前に、MCの明石家さんまが縦横無尽にトークを仕切り、爆笑を生んでいます。

97年の放送開始以来、常に高視聴率をキープし、「トークは戦場や!!」と司会のさんまが絶叫し続けてきたこともあり、いつのまにか出演者が最も気合を入れて臨むトーク番組となりました。特にお笑い芸人にとっては、ここで見せ場を作れるかどうかが、今後の仕事にもかかわってくるほど重視されているようです。

通常は12組の出演者が前後2段に6組ずつという配置がなされ、その中に、お笑い枠やアイドル枠があるのは当然として、さらに若手・新人枠もあるようで、これだけの人気番組にもかかわらず、これがテレビ初出演、またはバラエティ初出演というタレントも頻繁に登場し驚かされます。

受ければ天国、外せば…



それまで無名に近い存在だったのに、ここで注目されて何度か出演を重ね、他のトーク番組にも出演するようになった人も珍しくありません。お笑い芸人以外では、新人グラビアイドルが初登場の時にかなり気合が入っていることが、露出度の高い衣装からも分かります(笑)。

なにしろ1時間の放送のために、毎回3時間近く収録することもあり、受けなかった発言はバッサリと編集でカットされてしまいます。番組の中でほとんど喋らない出演者が時々いますが、間違いなくこの被害にあったものと思われますね。

最後は意外なトーク番組の伏兵を
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