もちろん今も、週間視聴率の上位は、膨大な予算の掛けられた番組が占めています。しかし、そうしたトップを追いかける第二集団とでもいうべき好位置には、派手さはないものの中身で勝負するタイプの、まさに中高年に相応しいプログラムたちが地道に頑張っているのです。
なぜか惹かれるスピリチュアル系
江原啓之神紀行3 京都スピリチュアル・サンクチュアリシリーズ |
「占いや予言の番組なんて昔からあったよ」とツッコミが入るかもしれません。確かにお正月には、占い師大集合って感じのスペシャルが必ず放送されましたし、70年代後半には空前の「ノストラダムス・ブーム」も生まれました。
ただ、そうした過去の番組と、いま人気のスピリチュアル系バラエティの最大の違いは、細木さんにしろ、美輪さん、江原さんにしろ、いずれも「プロの語り手」だということです。1時間番組の大部分がこの人達の語りによって成立し、しかも毎週それが続けられてているというのは、考えてみればスゴイことです。
とはいえ、もしも10年前にこんな企画を出したら「画面に全く華がない。ラジオでやれよ」と言われ突き返されたことでしょう(笑)。にもかかわらず、別に派手な仕掛けを施している訳でもないのに、いずれも高視聴率を獲得しているというのは、視聴者の意識が大幅に変わったという何よりの証拠です。
まだまだあります!!ミドルエイジ向けバラエティ