加入している医療保険ってどんな保障内容か覚えてる!?
そこで、新たな医療保険に加入したくなった時に、どのように考えたらよいかポイントをまとめてみました。
ひと昔前との保障内容の違い
医療保険の内容は、ひと昔前と比べるとかなり変化がみられます。例えば、入院給付金保障の保障対象となる日が、以前は「病気の場合、8日以上入院したら1日目から保障対象、ケガの場合は5日以上入院したら1日目から保障対象」または「病気もケガも入院5日目から保障対象(4日間免責)」が主流でしたが、最近は「1泊2日から保障対象」や「日帰り入院から保障対象」などへ変わり、短期入院にも対応するようになってきています。1回の入院で保障される日数の限度も、多くの医療保険で120日以上の設定であったのが、最近は60日が主流となってきていて、短期の入院を重視(長期の入院は軽視)する傾向があります。その他の傾向としては、入院給付金保障が1日あたり5000円や1万円のような定額ではなく、実費分や診療報酬点数に連動するようなタイプが登場してきています。また、先進医療の保障を特約として用意する医療保険も増えています。
終身医療保険の傾向
ひと昔前の終身医療保険は、貯蓄性(解約返戻金や生存給付金等)のあるタイプが主流でした。ただ、貯蓄性といっても解約返戻金は解約しないと受け取れない為、身が終わるまで保障を継続していけば受け取れず(死亡保険金として受取人が同額程度受け取れる場合もあり)、解約して受け取ってしまえば保障も終了してしまいます。生存給付金も給付金の分だけ他よりも保険料が高くなります。最近は、安心できる長期(終身)の保障を割安な保険料で確保したい要望に応えて、掛捨てタイプの終身医療保険が増えてきています。有期医療保険の傾向
保障期間が終身でない医療保険には、保障期間が10年間や20年間のような年満了のタイプと、60歳までや80歳までのような歳満了のタイプがあります。年満了では期間満了後、自動更新することができますが、歳満了は更新の設定がありません。終身の医療保険がない時代は、死亡保障に特約として10年間(更新は主契約の保険料払込み期間である60歳程度の場合が多い)や60歳まで、80歳までの保障となっていました。現在でも死亡保障の特約として医療保障の設定がありますが、主流は医療保険(特約ではない主契約としての独立した保険)になっています。新たな医療保険に加入し直す場合のポイント?