授業から授業までの休み時間はわずか10分。レオタードや着物に着替えたり、教室間の移動も多く、ゆっくりする間はありません。
舞台に立つようになってからの早替わりは、この時期から訓練されているようなものです。
例えば…こんな感じ
校内音楽発表会や文化祭などでは、日頃の成果を発表します。
また授業の一環として、宝塚大劇場の公演を観る時間もあります。
宝塚音楽学校生として様々なイベントに参加したり、学校らしく、遠足や修学旅行もあります。
講師
約50名の講師がいます。
それぞれの科目に専門の先生が多数いる他、宝塚歌劇団の演出家や振付家、作曲家も授業を行っています。
試験
前期・後期の二期制の下、中間試験や期末試験が行われます。そして試験による成績は、様々なところに反映されます。
成績上位2名ずつが各クラスの委員に選ばれたり、文化祭や校内発表会の配役決めの参考になったり。
本科生の卒業試験は、初舞台時の香盤にそのまま反映されます。
教室
鏡張り、ピアノや黒板がある、畳、所作板が張ってある……など各科目に適した大小様々な教室がいくつもあります。
講堂でも、朝礼や式典の他、A・B合同の授業や、文化祭の練習が行われます。
着替えたりお弁当を食べる場所として、予科ルーム、本科ルームがあります。この部屋のみそれぞれの部屋であり、本科生であっても予科ルームに入ることはありません。
高校卒業資格
平成15年度より、中卒や高校中退入学者が、高等学校卒業資格を修得できる単位制の制度が始まりました。
高2中退の生徒なら1年間、高1中退の生徒なら2年間なので、音楽学校在校中に単位が修得できます。
中卒の生徒にいたっては、歌劇団に在籍しながら単位を修得します。
舞台に必要な多くの授業を受けつつ高校卒業資格を修得するのは大変でしょうが、高校卒業が当たり前となった時代、頑張って両立させて欲しいものです。
また歌劇団退団後、新しい職業に就く人も大勢います。この資格がきっと役立つことでしょうね。