宝塚ミュージカル・ロマン「源氏物語 あさきゆめみしII」
2000年、花組で初演。主演は愛華みれ。
過去に春日野八千代主演「源氏物語」(1957年)や、榛名由梨主演「新源氏物語」(1981年)がありますが、これは大和和紀氏の劇画「あさきゆめみし」が原作。
色男、光源氏と、それを取り巻く多くの女性たち、幼少期から最期までの源氏の生き様を描いた華麗なる平安絵巻。
2007年は花組にて上演。
ストーリーの変更やフィナーレを付けるなどあらたにリメイクされ、先頃退団を発表した花組・春野寿美礼が光源氏を演じます。
7月7日(土)~7月23日(月)梅田芸術劇場にて上演。
◆主な配役
2000年 花組 |
2007年 花組 |
|
光源氏 | 愛華みれ | 春野 寿美礼 |
藤壺/紫の上 | 大鳥れい | 桜乃 彩音 |
刻の霊 | 春野寿美礼 | 真飛 聖 |
頭の中将 | 匠ひびき | 壮 一帆 |
朱雀帝 | 楓 沙樹 | 高翔 みず希 |
柏木 | 伊織直加 | 真野 すがた |
夕霧 | 瀬奈じゅん | 望月 理世 |
冷泉帝 | 彩吹真央 | 眉月 凰 |
六条御息所 | 貴柳みどり | 京 三紗 |
明石の上 | 水 夏希 | 絵莉 千晶 |
朧月夜 | 渚 あき | 鈴懸 三由岐 |
女三の宮 | 彩乃かなみ | 桜 一花 |
葵の上 | 舞風りら | 雫花 ちな |
ミュージカル・ロマン 「星影の人」-沖田総司・まぼろしの青春-
1976年、雪組で初演。主演は汀 夏子。
数ある日本物の中でも、登場人物が親しみやすく豊富で、また一番絵になる夭折の美剣士、新撰組の沖田総司を主役にした美しく儚いラブ・ロマンス。この作品を観て宝塚ファンになった人も多いという名作です。
主題歌の「生きるときめき」「星影の人」もいつまでも心に残る名曲。
2007年も雪組にて上演。
雪組トップスター・水 夏希の本公演に先駆けてのお披露目公演。
2月2日(金)~2月25日(日)中日劇場
また9月15日(土)~10月13日(土)全国ツアー公演としても上演。
◆主な配役
1976年 雪組 |
2007年 雪組 |
|
沖田総司 | 汀 夏子 | 水 夏希 |
玉勇 | 高宮沙千 | 白羽ゆり |
土方歳三 | 麻実れい | 彩吹真央 |
桂小五郎 | 常 花代 | 凰稀かなめ |
近藤勇 | 沖ゆき子 | 汝鳥 伶 |
幾松 | 志都美咲 | 天勢いづる |
山南敬助 | 上條あきら | 彩那 音 |
原田左之助 | 麻樹こずえ | 真波そら |
ミュージカル・ロマン「バレンシアの熱い花」
1976年、月組で初演。主演は榛名由梨。(1979年に配役を若干変更し東京宝塚劇場で上演)
スペインのバレンシアが舞台の復讐を軸にしたミュージカル。主要人物が男3名とそれを愛する女3名という、多くのスターの魅力を存分に引き出した見ごたえのある作品。
主題歌「瞳の中の宝石」は、イベントなどで今も歌い継がれています。
2007年は宙組にて上演。
宙組トップスター・大和悠河のお披露目公演。
6月22日(金)~7月30日(月)宝塚大劇場
8月17日(金)~9月30日(日)東京宝塚劇場
また10月30日(火)~11月25日(日)全国ツアー公演でも上演。
◆主な配役
1976年 月組 |
2007年 宙組 |
|
フェルナンド | 榛名由梨 | 大和悠河 |
イサベラ | 小松美保 | 陽月 華 |
ラモン | 順みつき | 蘭寿とむ 北翔海莉 |
ロドリーゴ | 瀬戸内美八 | 北翔海莉 蘭寿とむ |
ルカノール公爵 | 沖ゆき子 | 悠未ひろ |
レオン将軍 | 水代玉藻 | 美郷真也 |
シルヴィア | 舞 小雪 | 美羽あさひ |
マルガリータ | 北原千琴 | 和音美桜 |
「再演希望の多い作品」アンケートでも「バレンシアの熱い花」は8位、「星影の人」は2位(宝塚オリジナル作品としては1位)。長年多くのファンに望まれていた作品の念願の再演となりました。
「バレンシアの熱い花」と「星影の人」は共に1976年が初演でした。作・演出はどちらも柴田侑宏氏。また柴田氏は同じ年に、これまでに何度も再演されている日本物の名作「あかねさす紫の花」も発表。
一年の間に新作を3作発表し、そのいずれもが再演に至るという点は特筆すべきところでしょう。