宝塚ファン/宝塚歌劇団 トップスターの変遷

星組トップスター・湖月わたる―退団

2006年11月12日―星組トップスター・湖月わたるさんが『愛するには短すぎる』『ネオ・ダンディズム』千秋楽にて宝塚歌劇団を卒業しました。ダイナミックでスケールの大きなトップスターでした。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

2006年11月12日――星組トップスター・湖月わたるさんが、ミュージカル『愛するには短すぎる』/ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム』-男の美学-の千秋楽(東京宝塚劇場)にて宝塚歌劇団を退団しました。

サヨナラショーは、『ミレニアム・チャレンジャー!』の「大漁ソーラン」で幕を開け、『王家に捧ぐ歌』をはじめ思い出深い名場面で綴られました。
黒紋付と緑の袴姿での挨拶は、想いのこもったひと言ひと言が丁寧に語られ、爽やかな笑顔でした。

また同時に、しのぶ紫さん(1988年入団)、高央りおさん(1991年入団)、青空弥ひろさん(1996年入団)、大真みらんさん(1998年入団)、涼麻ともさん(1998年入団)、真白ふありさん(1999年入団)、湖咲ひよりさん(1999年入団)、羽鷺つばささん(2003年入団)、柚乃玲花さん(2003年入団)も退団しました。


ワタル君こと湖月わたるさんは、1989年星組公演『春の踊り』『ディガディガドゥ』で初舞台を踏みました。

同期生には、元専科の伊織直加さん(現・伊央里直加)、月組の嘉月絵理さん、雪組の美穂圭子さんらが。

初舞台の翌年、星組に配属され、宙組、新専科を経て、2003年、香寿たつきさんの後任として星組トップスターとなりました。

湖月わたる 主な舞台歴


星組時代(1990年1月~)

1989年 星組『春の踊り/ディガディガドゥ』で初舞台
1992年 ニューヨーク、ジョイス・シアター公演『TAKARAZUKA・夢』参加
1994年 『若き日の唄は忘れじ』新人公演/牧文四郎役 *初主演(本役・紫苑ゆう)
  ロンドン、コロシアム劇場公演『花扇抄』『扉のこちら』『ミリオンドリームズ』参加
  『カサノヴァ・夢のかたみ』新人公演/ジャコモ・カサノヴァ役(本役:紫苑ゆう)
1995年 『国境のない地図』新人公演/ヘルマン役(本役:麻路さき) 
  『剣と恋と虹と』新人公演/エドモン役(本役:麻路さき)  
1996年 『ドリアン・グレイの肖像』ヘンリー・ウォットン卿
  『エリザベート』エルマー
1997年 『夜明けの天使たち』アルヴァ・グレイ *日本青年館初主演


宙組時代(1998年1月~)

1998年 香港カルチュラルセンター公演『夢幻宝寿頌』『This is TAKARAZUKA』参加
  『エリザベート』ルキーニ
1999年 『TEMPEST』ファーディナンド *バウホール初主演


新専科時代(2000年6月~)

2000年 『望郷は海を越えて』秋月蔵人
  『月夜歌聲』ウェンフー
2001年 『猛き黄金の国』後藤象二郎
  『ベルサイユのばら2001―オスカルとアンドレ編―』(東京)アンドレ
  『カステル・ミラージュ』リチャード
2002年 『風と共に去りぬ』アシュレ
  『長い春の果てに』クロード
  『フォーチュン・クッキー』モナ(外部出演)
  『Switch』ウォルター/ナルディ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます