スタッフの魅力
「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」の制作上演にあたり、宝塚歌劇団は全面バックアップし、宝塚歌劇団スタッフや、宝塚歌劇の舞台を度々担当しているスタッフを起用しています。(以下、敬称略)
宝塚歌劇団スタッフからは、監修の植田紳爾、脚本・演出の木村信司、振付の羽山紀代美、衣装の有村 淳。
木村信司は芸術祭優秀賞を受賞した「王家に捧ぐ歌」の演出家です。
音楽は「王家に捧ぐ歌」や「エリザベート―愛と死の輪舞―」の編曲をはじめ、宝塚の楽曲を多数担当している甲斐正人。
照明は、宝塚歌劇の年間7割をも担当している勝柴次朗。
アクションは「王家に捧ぐ歌」をはじめ殺陣でお馴染みの渥美博、亀山ゆうみ。
振付助手は、元タカラジェンヌの優花えり。
出演者の魅力
女性だけの劇団の宝塚をイメージして作られた「リボンの騎士」を、女性だけで上演するというのがこのミュージカルの魅力でしょう。
ハロー!プロジェクトメンバーの配役はすべてオーデションで決まりました。
ヒロイン、サファイア役を見事射止めたのは……「タカラジェンヌになるのが夢だった」という大の宝塚ファンの高橋愛。
宝塚のスタッフによる舞台のヒロインで、さぞうれしかったことでしょう。
フランツ王子役は石川梨華、特別出演の安倍なつみ、松浦亜弥のトリプルキャスト。
石川梨華は牢番ピエール役との役替りだとか。役替りの大変さは…宝塚ファンの方ならおわかりでしょうね。
大臣役に吉澤ひとみ。魔女ヘケート役に藤本美貴。
このミュージカルの千秋楽で、モーニング娘。小川麻琴が卒業します。これがサヨナラ公演というわけですね。
王妃役は「レ・ミゼラブル」「ジキル&ハイド」などミュージカルでも活躍中のマルシア。
そして王と神さまの2役は、現役タカラジェンヌの専科・箙かおる。
チャルさんこと箙かおるは、渋~いベテラン男役。チャルさんの稽古を見て、男役を演じる人はお手本とし、また男役の所作についてなど、たくさんのことを教えてもらったことでしょう。
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