天海祐希さん
ゆりちゃんこと天海祐希さんは、1985年に宝塚音楽学校に入学。
1987年に宝塚歌劇団入団。「宝塚をどり讃歌」「サマルカンドの赤いばら」にて初舞台を踏みました。
初舞台の年に「ME AND MY GIRL」新人公演の主役に抜擢。
1991年「ロミオとジュリエット」でバウホール公演初主演。
1993年「花扇抄―花姿恋錦絵―」「扉のこちら」「ミリオン・ドリームズ」にて月組トップスター就任。
1995年「ME AND MY GIRL」にて宝塚歌劇団を退団します。
トップスターになれるのはほんの一握り。それも通常10年~15年ほどかかるところを、天海さんは7年でトップスターになりました。これは近年の宝塚の歴史の中でも他に例のないことです。
まだ初舞台前の宝塚音楽学校の文化祭。舞台袖から彼女の姿を見て「この子…なんか凄いぞ…」と思ったのを覚えています。
若くしてトップになったため、まだまだ活躍してくれると思いきや、わずか2年で退団したため、多くのファンに惜しまれました。
退団後の天海さんの活躍は、皆さんもご存知の通りでしょう。舞台、映画、テレビ、CM…。彼女の姿を見ない日はありません。
ここ数年は、フジテレビ「離婚弁護士」、日本テレビ「女王の教室」など、気風のいいカッコいいお姉さん役が続き、同性にも支持される人気ぶり。
映画「千年の恋 ひかる源氏物語」では男役である光源氏を、三谷幸喜さん演出の「オケピ!」はミュージカルでしたが、意外なことに、天海さんがテレビドラマで歌やダンスを披露するのは、今回が初めて。
また宝塚を退団して10年になりますが、宝塚に関連したお仕事をするのも初めてです。
宝塚時代のファンの方々も楽しみにしていらっしゃることでしょうね。
宝塚大劇場で歌う~越路吹雪
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最後に…
私は残念なことに、越路吹雪さんの歌を生で拝聴したことはありません。でもシャンソンを勉強するにあたり、どれほどたくさん越路さんの歌を聴いたことか。越路さんの持ち歌ばかり集められた楽譜はボロボロになっています。
越路吹雪さんの歌を聴くたびに思うことは……歌って、何て難しいものなんだろう……と。声域や声量やリズム感やちょっとした表現力だけでは決して歌えないのが歌。特にシャンソンは。
その人が、何を感じ、どう生きてきたのかがすべてさらけ出されてしまう、人生そのものが伝わってしまうのがシャンソン。
越路吹雪さんが亡くなられて今年で25年。
このドラマを通し、越路吹雪さんのステージにかける思い、ステージを降りれば繊細で可愛らしい女性の面、多くの恋、命……それをあらためて知り、尊敬してやまない“越路吹雪”を感じたいと思います。
皆様もお楽しみに。
■関連サイト
フジテレビ
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