「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、コラムを少しずつご紹介いたします。
【51号 2002年3月1日発行】
■文化祭の思い出
文化祭――あっ、もしかしてご存知じゃない方もいらっしゃる?
文化祭とは――宝塚音楽学校生徒の日頃の成果を発表する場。
主に初舞台を目前にした本科生が中心で、ミュージカルやショーを上演する。
歌劇団生徒と同じようにお化粧をし衣装も着て、座席料を取っての公演。
(ヤキソバを焼いて売ったり、カレシやカノジョを見つける場ではありません。でも、カワイイ子はたくさんいます。)
さて――文化祭はバウホールで上演するが、以前は宝塚大劇場だった。
公演回数は2回だが、バウよりずーっと大きい。お客さんもたくさん入る。フィナーレでは緑の袴で校歌を歌いながら銀橋を渡れる。
なんと言っても憧れの宝塚大劇場ではないか!
ところが……この大劇場が曲者だった。
現在文化祭の上演日は“文化祭しか”やっていない。通常のバウ公演は上演していない。
ところが大劇場時代は歌劇団の1回公演の終演後だった。ココが曲者。
わかる? わかんない?
つまりだ、文化祭当日も、その舞台稽古の時も、楽屋には“劇団の方”がウヨウヨといらっしゃるわけだ!(音楽学校の生徒は歌劇団生徒のことを“劇団の方”と呼ぶ)