「お、お姉さん…？」……お姉さんと言うより、お母さん、もしくはおばあちゃんと呼ぶほうがしっくりくるような方々です。
でも、宝塚に限らず舞台の世界では、「お名前がわからない場合は年齢に関係なく“お姉さん”と呼ぶ」という暗黙の了解のようなものがあったりしますから。
女子会さんのイイところは……ツケがきくんですねぇ。これは便利。
ただ怖いのは……千秋楽の前日。それぞれの化粧前に、金額を書いた紙が、ひっそりと置いてある。請求書って奴です。
「星子ちゃん 8460円」――そ、そんなに、飲んで食べたのね……。
で、隣の生徒の化粧前を覗いて「あっ…私の方が少ないわ…」と、そんなことで安堵したり。
このツケ代、千秋楽の終演後までに払わなくてはなりません。
千秋楽の朝「●●ちゃん、ツケ払ってよ～！」と、化粧前までツケの徴収にやってくる、日頃は優しい女子会のお姉さんが、この時ばかりは鬼に見えたもんでした。
さて皆さんも、レモンパーあたり、作ってみては如何？ お砂糖は、多めにねっ。
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