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メルマガ【楽屋襦袢】【オバンぐし】

発行済み「宝塚ファン」メルマガコラムをほんの少~しご紹介。ガイド記事とは“ひと味”違って“ひとクセ”あるコラム。ど~ぞ! 今回は【楽屋襦袢】と【オバンぐし】について。

桜木 星子

桜木 星子

宝塚ファン ガイド

宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団に入団~退団。100年近くの間、多くの大衆に愛されてきた宝塚歌劇の魅力、カッコよくて可愛くて元気なタカラジェンヌたちの素晴らしさを、All About立ち上げ時(2001年2月)よりお話しています。

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「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、バックナンバーを少しずつご紹介いたします。

【11号 2001年5月25日発行】

■楽屋ジュバンって?


それでは今回も宝塚テキWordといってみましょう。第2弾!題して“楽屋ジュバン”の巻。
ジュバン…襦袢です。着物の時の下着(ま~た下着ネタだぁ!)。
襦袢なんだけど普通の襦袢とはちょいと違う。

形を説明するのが難しいのでシュミレーション。
Vネックの前ボタンのフレンチスリーブのカーディガン……を思い浮かべて。
少し、待ちましょうか?…………………

……OK? 
その形を、赤ちゃんが着る白い肌着の生地に置き換えて……それが楽屋襦袢。

これは日本物の稽古の時や舞台で、稽古着や衣装の下に着る。少し形は違うけど、同じようなのを歌舞伎の役者さんも着ているから、舞台用の下着であること間違いなし。

と、ここで〆てしまうと宝塚テキWordにならない。この楽屋襦袢にはもう一つの使い方があるのよね。
男役さんが使うんですよ、しかも洋物の時に。

男役は“胸押さえ”という胸をぺしゃんこに見せる下着…ハッキリ言えばブラジャー…を付けている(必要のない人もいる…)んだけど、その上にすぐ衣装を着ると汗で衣装がベタベタになる。

だから楽屋襦袢を着てから衣装を着るわけさ。まぁ、汗止めの役割と考えていただければ。

楽屋襦袢が見えてしまうような衣装の時はもちろん着ない。
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