宝塚ファン/宝塚歌劇の舞台とバックステージ

スタッフの稽古期間中―演出家編(3ページ目)

稽古期間中のスタッフ……今回は「演出家」。稽古はどんな風に進んで行く? そして舞台に立つタカラジェンヌたちをどう料理するのでしょうか…?

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

芝居、ショーとも、演出家はいつも稽古場にいるわけではありません。スタッフ会議で何度も練られた案も、稽古が進むにつれて変更箇所などが生まれてきます。なので、各スタッフとのさらなる打ち合わせ。
ですから、演出家なしで稽古を行なう日も度々あります。

舞台稽古前になると、1本立ての場合なら1幕と2幕、2本立ての場合なら芝居とショーを通しての本通しを行ないます。

ここまで来ると、ほとんどはもう生徒に任された生徒のモノ。しかし演出家のダメ出しは、舞台稽古はもちろんのこと、初日が開いてからも続きます。


演出家とは――イメージを与え、それを生徒たちがどう演じるか、どう踊るか、どう歌うかを見守り、何度もやらせて感じさせ覚えさせ、時にはじっくり話し合い……。ひたすらダメ出しをし、または誉め……。

すべてを「こうあるべきだ!」と教え込むのではなく、生徒たちの力を引っ張り出し、良い方向に導いてくれる羅針盤のような存在と言えるでしょうね。
とにかく……根気のいる仕事。


金曜日発行のメールマガジンでは、お楽しみコラム、宝塚ファンサイトの更新情報やお知らせなどをご紹介しています。週末のちょっとした暇つぶしに、ぜひ読んでみて下さいませ。
ご購読はこちらより
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で宝塚の CD・DVD を見るAmazon で宝塚の DVD を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます