【日舞】
男役は男舞い、娘役は女舞いと、別々に分かれて振り付けを受け、それを踊ります。
洋舞と同じく、2名ずつぐらいで。
どの科目も始まる前に、自分の芸名などを大きな声で言い……そして始まります。
日舞に至っては、舞扇を前に置き正座してご挨拶を始め……。この時点から、採点されていると言っていいでしょう。(ご挨拶の仕方で、日舞が上手いか下手かがわかる…と、某先生はおっしゃっていらっしゃいましたので…)
受験の際の服装(?)ですが、歌、演劇は私服。もちろん稽古着でも何でも。
洋舞はレオタードとタイツにダンスシューズ。色の指定などはありません。
日舞は着物。あ、当たり前ね。
――と、こんな感じです。
試験ですから、試験官がいるのは当たり前。
それぞれ、10名ほどの試験官がいます。
どんな人たちが試験官なのかと言うと、それぞれの科目専門の歌劇団のスタッフたちが主。
演劇なら演出家、歌なら作曲家、洋舞ならダンスの振付の先生、日舞なら日舞の振り付けの先生。
洋舞、日舞の際は、演出家が加わることもあります。
ショーを得意とする演出家が洋舞の試験官に、日本物を得意とする演出家が日舞の試験官に……など。
今年の試験は、もうとっくに終わってます。その結果は、もうすぐ発売される「宝塚おとめ」などでもわかってしまうわけですが、2年ごとに行なわれるたった1回きりの試験。それは決してすべてではないと思います。
成績の良かった生徒さんは決してそれに満足せず、良くなかった生徒さんはもっと上にあがろうと努力しています。
そう。毎日が勉強。
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