愛華みれさん、匠ひびきさん、春野寿美礼さんといった3名の花組トップスターの相手役を務めた大鳥れいさん……愛称・みどりちゃんが、2月9日東京宝塚劇場公演『エリザベート—愛と死の輪舞—』にて宝塚歌劇団を退団しました。
また同公演で真竹すぐるさん、瑠音舞佳さんも退団しました。

大鳥れいさんは——
1993年月組『グランド・ホテル』『BROADWAY BOYS』で初舞台
1994年花組に配属
1995年『エデンの東』(新人公演)にて初ヒロイン
1997年『君に恋してラビリンス!』にてバウホール公演初ヒロイン

1999年『夜明けの序曲』にて花組トップスター・愛華みれさんの相手役に。
2001年『カナリア』(シアター・ドラマシティー公演)にて匠ひびきさんの相手役に。
2002年『あかねさす紫の花』『Cocktail』(博多座公演)にて春野寿美礼さんの相手役に。

大鳥さんのサヨナラ公演となった『エリザベート—愛と死の輪舞—』は、春野寿美礼さんの本公演でのトップお披露目公演、このトップコンビのお披露目公演でもありました。

【主な作品】
1998年『ヴェロニック』アガート
1999年『夜明けの序曲』川上貞 
2000年『源氏物語 あさきゆめみし』紫の上/藤壺
    『ルートヴィヒ?世』幻
2001年『ミケランジェロ』コンテッシーナ
2001年『カナリア』アジャーニ
2002年『琥珀色の雨にぬれて』シャロン・カザティ
2002年『エリザベート—愛と死の輪舞—』エリザベート

こうして舞台歴だけを見ても、大鳥れいという娘役が、どれほど大きな存在であったかがうかがえます。特に、話題性のあった再演物を何度も務め、ご本人にはプレッシャーもあったことでしょうが、どれも“大鳥れいならでは”のヒロインを演じ楽しませてくれました。

退団作品となった『エリザベート—愛と死の輪舞—』で、今回のため新しく作曲された「私が踊る時」を唄う大鳥さんの風格。凛とした姿。たった数分のこの一曲の中に、大鳥さんのこれまでのすべてが凝縮されていたような気さえしました。