宝塚ファン/宝塚歌劇入門編

新人公演 Part2 新人公演のお稽古って?(2ページ目)

新人たちのチャンスの場――新人公演。通常の本公演に出演しながらも進められてゆく新人公演の稽古とは?

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

歌稽古

歌の先生(その作品の作曲家)に歌の稽古をしてもらいます。ソロ歌が中心ですが、難しいコーラスなども歌稽古します。

衣装合わせ

本番は本役さんの衣装を借ります。その衣装のサイズが合うかどうか、衣装部さんに合わせてもらいます。(*衣装を借りるお話については、後日ゆっくりと)

通し稽古

立ち稽古である程度固まってくると、ダンスや歌も入れて最初から通す、通し稽古に入ります。

本通し

本番と同じくノンストップで行う、稽古場では最後の稽古。この本通しには、新公に出演しない上級生たちも見に来て、アドバイスをしてくれたりします。

舞台稽古

衣装を着、オーケストラが入り、本番と全く同じ状況で行う稽古。新公本番前日の、本公演終演後に行われます。


流れとしては、本公演の稽古と同じです。違うと言えば、新公では“振り付けの先生によるダンスの稽古はない”ということぐらいでしょう。

そして生徒たちはこの他に、自主稽古を欠かしません。本公演の開演前、舞台や稽古場でダンスの振りや位置を合わせたり、正規の稽古が終わった後、居残って芝居の稽古をしたり。朝から夜遅くまで、本公演の本番と、新公の稽古を平行して行っているのです。体力が必要。
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