昨年上演された『ベルサイユのばら』に続き、宝塚歌劇の代表作と言われる『風と共に去りぬ』が4月6日~29日、東京・日比谷の日生劇場にて上演されます。

マーガレット・ミッチェル原作、クラーク・ゲーブル、ビビアン・リー主演のアメリカ映画の金字塔『風と共に去りぬ』が、宝塚歌劇団で初めて上演されたのは1977年でした。ジョージア州アトランタを舞台に、南北戦争を背景に描かれた壮大なドラマ。

1977年には月組・星組で続けて上演され大ヒットとなり、翌年1978年には雪組・花組と、全組(当時は4組)で上演されました。

そして1984年、1988年には雪組、1994年には月組・雪組にて上演。1997年~2001年には全国ツアーで何度か上演されました。

原作が有名で、そのイメージが強い作品を上演する時、出演者もファンの方も必ず思います。「宝塚の舞台で、どう生きるか……」。また『風と共に去りぬ』にいたっては、映画の印象があまりにも大きい。宝塚版『風と共に去りぬ』は、随所に歌ありダンスあり、そしてラインダンスや大階段を使ったフィナーレありの“これぞ宝塚!”とも言える舞台に仕上がりました。

初演の時に話題になったこと——それはレット・バトラーのヒゲ。今でこそ主役を演じるトップスターが役柄によってはヒゲを付けることは当たり前となっていますが、当時はファンの間では問題になりました。“美しくかっこいい”イメージのトップスターに、付けヒゲは似合わないといった声が多かったそうですね。

しかし野性的なバトラーにヒゲは不可欠。初日の幕が開き、ヒゲを付けたバトラー役の榛名由梨さんを観たファンの方は、また新しい魅力を感じられたことでしょう。

また、毎公演話題になるのが——スカーレット・オハラは誰が演じるの? 今までに多くのタカラジェンヌがスカーレットを演じていますが、そのほとんどが男役。気性の激しく芯の強い女であるスカーレットを演じるのは、やはり娘役では線が細いからという理由でしょう。