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愛称はこんな風にして付けます(3ページ目)

芸名と並んでファンの方々に親しまれるタカラジェンヌたちのニックネーム=愛称。この愛称を決めるのにもちょっとしたツボがあったりして。たかが愛称、されど愛称。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

結局、歌劇団入団時に付ける愛称の基準は――

苗字がすんなりわかってしまうものは、なるべく避ける
同じ愛称はなるべく避ける

さらに上記をクリアーしていても、“覚えてもらいやすいものに”とか“これぞ男役!”とか“夢を売るフェアリ~♪”な愛称を求め、新たに試行錯誤するわけですね。


音楽学校時代と歌劇団入団後の愛称が変わる場合、一番戸惑うのは同期生でしょう。慣れ親しんだ呼び名が変わるわけですから。いきなり「今日からアタシは★★ちゃんよ!」と言われても……。それでも同じ組になった同期生は、すぐに新しい愛称に慣れてしまうのは不思議。

ところが別の組に配属された同期だと、いつまでたっても音楽学校時代の愛称で呼んでしまったり。今でも私のことを“せいこ”と呼ばない同期はいます。そう。“せいこ”は入団時に「仕方ないなぁ。まぁ“せいこ”でいっか!」と付けた愛称。昔の愛称が、他の組の上級生とWブッキングしちゃったもので。

でももし、私が昔の愛称を強引に付けていたとしたら……? 今の〇組のスターさんの愛称は“……”ではなかったことでしょう。

このお話の続きは3月29日発行のメールマガジンにて。

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