それにしても今年の宝塚はトップスターの新旧交代劇があまりにも多い。
月組 トップ・真琴つばさ(7月に退団)→→紫吹 淳
娘役トップ・檀 れい(専科へ移籍)→映美くらら
星組 トップ・稔 幸(10月に退団予定) →→香寿たつき
娘役トップ・星奈優里(10月に退団予定)→渚 あき
花組 トップ・愛華みれ(11月に退団予定)→→匠ひびき
月組はすでに新トップコンビが東京宝塚劇場で公演中。星組は宝塚大劇場でサヨナラ公演中。また来年2月の雪組娘役トップ・月影 瞳さんの退団が先日発表されたばかり。
上にあげた男役トップスター3名と轟さんは同期生である。新旧交代というシステムが宝塚歌劇団にある以上、やはりファンの方々の間で噂になったのは“轟さん――トムさんはどうなるの……?” 同期生のトップスターが相次いで退団したわけだから、そう囁かれても仕方がないのかもしれない。おまけに相手役の月影 瞳さんの退団まで発表されたのだから。
10/5からの雪組公演の集合日が8/27だから、もしかしたら、トムさんに関係する発表が……? その予想は的中した。
トップスターの引き際はほとんどの場合、退団=宝塚から引退だが、退団をせず専科へ移籍した例は今までにもある。記憶に新しい方では19年前の榛名由梨さん。後任を大地真央さんに譲り、専科でも活躍された。角界とは違い、トップ――頂点に登りつめた後の選択肢は引退だけでなはく、専科という立場でも活躍できるのだ。