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大河ドラマは戦国・幕末・それ以外の繰返し

2012年の大河ドラマは『平清盛』。『新・平家物語』以来二度目の平清盛主役ですが、大河複数回主役はこれまで義経,信長,秀吉,家康,内蔵助,龍馬と国民的ヒーローばかり。なぜヒールイメージの平清盛が?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

来年、2011年の『江~姫たちの戦国』に次ぐ2012年の大河ドラマが『平清盛』であることが発表されました。平清盛が主人公になるのは1972年の『新平家物語』以来40年ぶり二度目。

複数回主役は人気者ぞろい

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これまで複数回、大河ドラマの主役になったのは最多が赤穂浪士のリーダー・大石内蔵助で『赤穂浪士』『峠の群像』『元禄繚乱』の三回。
続いて「判官びいき」の語源『源義経』『義経』と、いわゆる三英傑の『信長』『国盗り物語』、『秀吉』『太閤記』、『徳川家康』『葵 徳川三代』、そして現在放送中『龍馬伝』『竜馬がゆく』がそれぞれ二回。これら六人は国民的人気があり納得できます。
しかし平清盛は源氏の敵で一般にはヒール的イメージです。それなのになぜ二度目の登場なのか?

二巡目に入った

大河ドラマは天下をねらう殿様中心のパターンをやりつくした感があります。最近は『利家とまつ』『巧妙が辻』『風林火山』『天地人』のように部下・参謀(およびその妻)主人公が目立つようになりました。しかし、これも主人公が歴史上の重大事件に史実を越えてかかわってくるため、見てて無理がありました。そこでヒール的イメージでも40年ぶりの平清盛の登場なのでしょう。

また2012年は大河ドラマ50周年の年で、平清盛二度目の主人公は大河ドラマが「二巡目」に突入したなという感じです。実際、ガイドも『新平家物語』は見たような気はするけどあまり覚えていないというギリギリのラインです。翌年の『国盗り物語』はたしかに見ました。微妙なタイミングであります。

次は「戦国・幕末・その他」
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