総集編詐欺?
ラスト・フレンズ ディレクターズカット 完全版 [DVD] |
多い印象があるのがフジテレビ。先の『古畑任三郎』の「消えた古畑任三郎」のころはまだオリジナル部分が多かった。
『白い巨塔』特別版「はじめての告知」、『救命病棟24時』の第三シリーズ後にアナザーストーリー「看護師たちの救命救急センター」、『ラスト・フレンズ』で「スペシャルアンコール特別編 総集編に新撮シーンも加え再編集!今を生きる若者達の愛」とみんな最終回の翌週です。
ネット上では新作のように思わせておいてそうではない「総集編詐欺」といわれています。詐欺かどうかはともかく期待してみると気が抜けるのはたしかです。
前宣伝にも
最近は新しいパターンで、映画版やパート2の前に「ほとんど総集編」を放送することも増えました。連ドラと映画の間に放送した『ROOKIES あの男たちが帰って来た! いざ最後の夏へ!そして、今明かされる野球部最後の夜の真実 まだ夢は終わらない?遙なる甲子園への道?甦る感動の名場面』とか第2シリーズ直前の『交渉人・特別編~宇佐木玲子、最初の事件!~』とか。こうしてみると皮肉るだけあって日本テレビは「ほとんど総集編」の印象がありませんね。『ごくせん』では完全に総集編か、そうでなければバラエティ仕立てにすることが多かったかと。
「だまされない」と思ってたけど
湯けむりスナイパーDVD-BOX(5枚組) |
それに比べると同じ今年の正月に放送された『湯けむりスナイパー お正月スペシャル』はよかった。一エピソード20分弱ということを生かして、新作三本+旧作の再放送二本という構成。再放送のセレクトもよく満足度の高いものでした。
それからNHKは大河や朝ドラの総集編は定番で一定の人気を得ています。それが『外事警察』では「リミックス版」と銘打ってきました。リミックスだといわれると新撮はなくても編集の妙で違った魅力があるんじゃないかと気にさせられます。
期待を裏切る、裏切らないは工夫次第ですね。