ドラマ/春ドラマ情報

春ドラの繋がりは母子からTwitterまで(前)(2ページ目)

春ドラで目立つのは木村拓哉も久々に主演する恋愛ドラマ、人間と相対する刑事ドラマ、かなりひねった母もの、それにTwitter。現代のさまざまな人間関係を描く春ドラマ、なにがおもしろいか見てみましょう。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

4月6日(火)スタート

『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』

チーム・バチスタの栄光 [DVD]
チーム・バチスタの栄光 [DVD]
放映:フジ系 火曜22:00~(初回は~23:09)

原作:海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」
脚本:後藤法子ほか
演出:今井和久、植田 尚、星野和成、白木啓一郎
プロデューサー:豊福陽子、遠田孝一、八巻 薫
主題歌:松田聖子「いくつの夜明けを数えたら」

出演:伊藤淳史 仲村トオル、加藤あい、木下隆行(TKO)、浅見れいな、松坂桃李、足立 理、竹内太郎、名取裕子、林 降三、堀部圭亮、利重 剛、戸次重幸、白石美帆、西島秀俊

連ドラ化された『チーム・バチスタの栄光』、スペシャルの『ナイチンゲールの沈黙』に続くシリーズ。今回の舞台はジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)と異名をとる速水晃一がセンター長の東城医大付属病院救命救急センター。
勤務中に意識を失ったキャビンアテンダント・杉山沙希(田畑智子)が運び込まれ、2年前に診察していた愁訴外来の田口公平(伊藤)は救命チームに呼び出される。沙希が異常な発作を起こし騒然となるなか、厚労省の白鳥圭輔(仲村)が抜き打ち監査にやってくる。

ベストセラー小説が原作で、前作はそこそこヒットしましたが、原作とは違った犯人にするなどオリジナル要素が多いせいかなんか勢いのなさが気になりました。今回も原作とは違った結末にするとのこと。NHKが裏番組にドラマ枠を持ってきてライバルができただけに原作の魅力にオリジナル要素でおもしろさをプラスしないと苦しくなりそうです。


4月7日(水)スタート

『臨場』

臨場 DVD‐BOX
臨場 DVD‐BOX
放映:テレビ朝日系 水曜21:00~

原作:横山秀夫「臨場」
脚本:坂田義和、尾西兼一、佐伯俊道ほか
演出:橋本一、藤岡浩二郎、石川一郎
プロデューサー:佐藤凉一、目黒正之、横塚孝弘

出演:内野聖陽、松下由樹、渡辺大、伊藤裕子、益岡徹、京野ことみ、高嶋政伸

2009年4月に続いて1年ぶりに登場。型破りで強烈なキャラの検視官・倉石義男(内野)が、事件の現場から死者からのメッセージ声を根こそぎ拾い真相を見抜く。前シリーズでなかった白骨死体の検視、部分検視など新たな検視も行う。

『臨場』パート2をつくる上での課題は横山秀夫の原作を前作でかなり使ってしまったこと。まだ少し残っていますが、新たにストーリーやトリックを考える必要があります。オリジナルで原作のレベルを維持できるか、『ジェネラル・ルージュの凱旋』と似たような課題です。しかしこの枠の内野聖陽主演ものはオリジナルの『ゴンゾウ』から好調。なんとかしてくれるでしょう。
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