みんな適役『ガラスの仮面』
ガラスの仮面 1 (花とゆめCOMICS) |
天才子役だった安達祐実に北島マヤがぴったり。野際陽子の月影先生もものすごく似せてきて登場するだけでかなりおかしい。「紫のバラの人」速水真澄役の田辺誠一(『小公女セイラ』の亜蘭先生も同傾向の演技でした)、姫川亜弓役の松本恵(現芸名は松本莉緒)とメインキャストはすべて雰囲気ぴったり。
残念なのは連ドラで2シリーズの後に完結編スペシャルが放送されたのですが、松本恵が一時引退していたため出演できず。亜弓役が変更されていたため、それだけでさっぱりドラマに入っていけませんでした。
20時台のドラマは難しい
その後も岡田恵和脚本で榎本加奈子が超ブリっ子役の『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』などおもしろいドラマもありましたが2000年の『月下の棋士』(これも将棋ドラマにはずれなしでおもしろかった)で残念ながらシリーズ終了。その後20時台の若者向きドラマは最近ではNHKが木曜、TBSが土曜に放送していますが、NHKはこの4月からは消滅、TBSの方もヒットといえるのは第一作の『ROOKIES』と木村拓哉主演の『MR.BRAIN』ぐらい。なかなか難しいようです。
「月曜ドラマ・イン」は現在も活躍する俳優を若手時代に登用、また「コミック再現度が高いコミック原作ドラマ」という路線は『のだめカンタービレ』『花より男子』などヒットドラマパターンとして続くなどその功績は高いものがあります。
三大傑作は『南くんの恋人』『イグアナの娘』『ガラスの仮面』でしょう、前二作はDVD化されていますが『ガラスの仮面』は発売されていません。他の作品もDVD化されていないものが多いのですが、スカパーやCATVでよく放送されているので、そちらを待ってみる手もあります。
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