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大河ドラマ女性主人公はもうネタ切れ?(3ページ目)

2011年の大河ドラマは『江 ~姫たちの戦国~』で織田信長の姪で徳川秀忠の正室、浅井三姉妹の三女の「江」が主人公。この企画、いつかはくるだろうとは思ったのですが意外に実現ははやかった。その理由は?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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それでも『江』の次にくる女性主役の大河ドラマを予想してみましょう。徳川五代将軍・徳川綱吉生母・桂昌院(お玉)です!

というのも『篤姫』の次は『江』という流れをみると、フジテレビの『大奥』シリーズを見て考えたんじゃないの?と思えるからです。菅野美穂主演の第一作はまんま天璋院篤子主役。第二作『大奥~第一章』は春日局(松下由樹)と江(ドラマ中はお江与/高島礼子)の対立が軸ですから。

だから『大奥』をみると次の女性大河ドラマを予測できるはずです。すると『大奥~第一章』のナレーション役のお玉(星野真里)、綱吉時代となった『大奥~華の乱』の桂昌院(江波杏子)でしょう(どうでもいいけど星野真里から江波杏子では年月がたったとはいえキャラ変わりすぎ)。

テーマは「玉の輿」の語源であるという俗説もあるお玉/桂昌院のシンデレラストーリーとその後の現実。一般には桂昌院は僧・隆光とともに、綱吉に「生類憐みの令」を発令させたという見方をされていますが、その時期に隆光は江戸にいなかったため現在は否定されています。また「生類憐みの令」もそう悪法というわけでもなく、綱吉の政治も悪いことばかりしたわけでもない、という見方もあります。

草なぎ剛主演の時代劇スペシャル『徳川綱吉 イヌと呼ばれた男』(04年,フジ)はそういった徳川綱吉再評価の流れにそったドラマでした。ただ、このドラマ自体があまりヒットしなかったので、やはり通説を覆すのはむずかしいのかもしれません。

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