ドラマ/冬ドラマ情報

子どもが笑う冬ドラマ『エジソンの母』(4ページ目)

初当選した橋下新大阪府知事の公約は「子どもが笑う」。冬ドラマも好調なのは子育て・教育もので子どもを中心に幸せや世の中を考えていこうという作品が中心です。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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まとまらない

視聴率のワースト3はどうもグループとしてうまくまとまりません。
『未来講師めぐる』は『池袋ウエストゲートパーク』などヒット作はTBSが多い宮藤官九郎脚本、初のテレビ朝日連ドラ。だからなのか、新しさを追求するというよりはこれまでのクドカンらしさをいろいろと散りばめたような雰囲気です。いろいろとおこった辻褄があわない展開は父・はまる(船越英一郎)がめぐる(深田恭子)を思ってやったことだというのがわかるのは『木更津キャッツアイ』だし、恋人(勝地涼)が違った姿(田口浩正)で見えるというのは『ぼくの魔法使い』的。
そこそこ楽しめますが、このクールは『あしたの、喜多善男』『エジソンの母』『鹿男あをによし』とヘンなドラマが目白押しだけに「いつものクドカン作品」ではちょっとインパクトに欠けます。

『あしたの、喜多善男』は小日向文世主演とチャレンジしているだけに、この視聴率でも失敗とはいえません。元妻・みずほ(小西真奈美)や喜多になぜかからむピークのすぎたアイドル・宵町しのぶ(吉高由里子)など魅力的な謎を提示して先が読めません。今後どうまとめてくるかが勝負です。

『4姉妹探偵団』は美人4姉妹をそろえてきたけど、それぞれのキャラクター分けが不十分です。『天然コケッコー』で映画の新人賞取りまくり夏帆の地上波連ドラ初主演ですが、個性が強烈なわけではないので、これでは演じている夕里子のキャラが立ってきませんね。決めゼリフの「カイケツ」もとりあえずいいましたという感じでまったく印象に残らないなど全体に弱いのでこの位置はしょうがないでしょう。





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