新枠安定
このグループは数字としてはイマイチだけど、最近できた枠がようやく軌道に乗ってきたか?という一群。『女帝』は21時台で水商売もの、それも加藤ローサがのし上がる野望をもったホステスという実に似合わないキャスティング。ですが、その似合わないのをどうこなしていくのか、というところに見所があります。第一話では1時間に2回も押し倒されるし、二話でははやくも勝負をかけて処女を捨てるとかなり攻めたストーリー、それを加藤ローサも果敢にこなしています。このテレビ朝日系「金9」枠、1年半試行錯誤してなかなか浮かび上がりませんでしたが、『女帝』でようやくすすむべき道が見えてきたような気がします。「若手女優に無茶な役をやらせる」ですね。
『ライフ』は前作『ライアーゲーム』とはまったく違ったリアルないじめものながら、23時台のドラマとしては健闘、21時、22時台のドラマではできないことをする枠として早くも定着しました。
『探偵学園Q』は前作『セクシーボイスアンドロボ』よりは視聴率あがってますけど、昔の「土9」に似たティーン向け路線では平日の22時では苦しいのははっきりしてきました。別の鉱脈をみつけなくてはいけません
共倒れ
このグループの『地獄の沙汰もヨメ次第』『菊次郎とサキ』『牛に願いを』の共通点は、裏に別の連ドラがあることです。連ドラファンでもビデオに録って2つは同時に見る人は少ない。そんな中で浮かび上がるにはなにかないときついところ。どれもそう悪いとはいえませんけど「なにか」はありませんね。最下位『肩ごしの恋人』も裏に連ドラがあります。もうちょっと23時台のドラ枠を開拓すべきなのかもしれません。
関連リンク
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