ドラマ/春ドラマ情報

『プロポーズ大作戦』も『冗談じゃない!』

春ドラマの概況、本命・TBS日曜劇場『冗談じゃない!』、対抗・フジ月9『プロポーズ大作戦』の二大定番枠だと予想していました。しかしかなり意外な展開に。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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春ドラマもすべて二話以上放送されてだいたいみえてきました。いつもの春ドラマ分析を始めましょう。

グラフはいつもと同じく縦軸が記事を書いている時点で最新の4月24~30日の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか(またはつまらなかったか)を示すはずです。


まさに「冗談じゃない!」

『冗談じゃない!』と『プロポーズ大作戦』は注目度が高く、それに応えて初回は視聴率が高かったのですがそのあと急降下で局側にとっては「冗談じゃない!」。

『冗談じゃない!』は『パパはニュースキャスター』あたりを源流とする、平和に暮らしてきたところに予期せぬ同居者がやってきて振り回されるTBS得意のホームコメディパターンを復活させようとしていますが、どうもノリが悪い。
初回の構成がちょっと疑問で、ニースで結婚式をあげてから帰ってきたのが終了15分前。、それから会社が経営危機でリストラ話があって、理衣(大竹しのぶ)が押しかけたのは終了直前。その後、騒ぎが起きて一段落するところ基本パターンをやらないと勢いがつきません。織田裕二と大竹しのぶの関係も、婿と若い姑だけならいいんですが、昔の恋人となると無理があります(ドラマでは5才差だけど実年令は10才差)。

『プロポーズ大作戦』が下がったのは4月30日は振り替え休日で裏の日本テレビ系4時間スペシャル・さんま&所の『20年大河バラエティ』がかなりおもしろかったためで、山下智久・長澤まさみの良さは引き出せているし通常の週なら盛り返すでしょう。
ただ裏が強ければ下がるということは、強烈に見たくなるというほどの力はないということ。毎回違った過去に跳ぶパターンのため毎回見なくてもわかるということもあります。


次は「やっぱりコミック原作とパート2」

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