中期:A子と川シリーズ『四季 ユートピアノ』(1980年制作) 出演:中尾幸世、古沢貞夫、古沢みよ、横倉健児、津軽の人々 ヒロイン栄子(A子)の、ピアノ調律師として成長していく姿と、少女時代の音に戦場の記憶を呼び覚まされる父、母の死、兄との別れなどを同時並行に音、人との出会いを四季の中で描く。 音と共に四季を通して、音と共に成長していく姿を描く。幼い頃のピアノとの出会い、家族の不幸など様々な過去の記憶と共に、音や人々との出会いを通して成長していく少女を『夢の島少女』の中尾幸世が生き生きと演じる。ドラマで流れるピアノ演奏、イラストは中尾が担当している。 イタリア賞RAI賞、文化庁芸術祭大賞、エミー賞優秀作品賞 放送日:6月12日(月)20:00~ 再放送:6月19日(月) 6:00~、6月26日(月)14:00~ 『川の流れはバイオリンの音』(1981年制作) 出演:中尾幸世、ルイジ・チゴーリマリオ・ザニボーニ、ジャンルーカ、クレモナの人々 『ユートピア』のヒロインらしき栄子がこわれたバイオリンを直すためストラデバリウスのふるさとイタリアのクレモナやポー川、ドナウ川を旅し、人々と交流していく。 「音楽は川のほとりで生まれた」という発想による川(リバー)シリーズ第1作。 川のほとりで暮らす人々の暮らしを、町に響く鐘やバイオリンの音色などの「音」を通して描き出す。舞台は北イタリア、ポー川のほとりの町クレモナ。調律師A子は壊れたバイオリンを直しながら、ポー川の流域に住む人々と交流を深める。 芸術祭大賞、テレビ大賞、クレモナ市民賞 放送日:6月13日(火)20:00~ 再放送:6月20日(火) 6:00~、6月27日(火)14:00~ 『アンダルシアの虹』(1983年制作) 出演:中尾幸世、アンダルシアの人々 川シリーズ第二弾。ピアノ調律師・栄子がスペインのアンダルシア地方に暮らした一夏が舞台。「川を見せないでいかに人間の意識の川を表現するか」というのが隠れテーマ。 プラハ国際テレビ祭最優秀作品 放送日:6月14日(水)20:00~ 再放送:6月18日(日)13:05~、6月21日(水)6:00~、6月28日(水)14:00~ 『春・音の光』(1984年制作) 出演:中尾幸世、スロバキアの人々 川シリーズの第三弾。チェコスロバキア(当時)を舞台に、ロン川の流れを感じ、モーツアルトの曲があふれるブラチスラバの町を栄子が歩く。『川の流れはバイオリンの音』を見たチェコのテレビ局との共同制作で、この後チェコとの共同制作が佐々木作品の中心に。 放送日:6月15日(木)20:00~ 再放送:6月22日(木) 6:00~、6月25日(日)26:00~、6月29日(木)14:00~ |