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あの10代の頃の夢をもう一度 俳優デビューの夢を叶える(4ページ目)

儲からない職業の代名詞「俳優」ですがなりたい人が絶えることはありません。会社を辞めて俳優になった松下哲さんのインタビューを通して、夢を叶える方法を考えてみます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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やりたい事を貫くという事のリスクとリターン

仕事をやめて一から修行する、というのは相当な覚悟が必要ですけど、仕事をしながら一方で芝居をしてアマとして楽しむ、またプロをめざすにしても自分の力量を見極めたりチャンスをうかがうなら比較的敷居は引くそうです。(専業にするときは覚悟が必要ですが)

また、最近は定年退職や子どもの手がかからなくなった後に、エキストラから始めるという方も多いと聞きます。始めるのに遅すぎるということはありません。

ところで松下さんのはなしを聞いて思い出した人生相談書があります。

「リスクとリターンで考えると、人生はシンプルになる!」
山崎 元 (著) ダイヤモンド社

普通、人生相談というと回答者が長年の経験をもとに、ということになります。
ところが元ファンドマネージャでマネーの専門家の著者は「人生の選択と投資は似ている、今くだした決断の結果はずっと先にならないとわからない」という見方のもと、投資理論を応用して人生の選択におけるリスク(費やす時間と金)とリターン(自己実現と報酬)のバランスを考えるというものです。

この考え方からいうと「背水の陣で一か八か勝負をかける」というのは否定され「リスクは最悪の場合はどうなるか、その時打つ手はあるかを考える。そして最悪でもこの程度で済むとわかれば思い切りいける」としています。
松下さんの「できる範囲で準備は怠らない」「進んだ道を逆戻りできるかどうか考える」というのと通じるものがありますね。

本の中の夢系の人生相談実例として「地元の銀行への就職が決まっていますが、東京に残ってミュージシャンを目指そうか悩んでいます(22才、大学生)」というのがあります。
回答は「地方銀行はローリスク・ローリターン、ミュージシャンはハイリスク・ハイリターン」とした上で「問題はミュージシャンとしての才能、まだわからないなら5年やってみて見極めよう。5年後なら金融マンを目指すのにも決して遅くはない」と回答しています。

人生の選択におすすめの一冊です。




おすすめINDEX「ドラマに出たい!」

松下さんのサイト「松下哲の今日もいっぱいいっぱい」

転職一般についてですが「山崎元の転機晴朗」

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