俳優・役者というのは昔から儲からない職業の代名詞で、現在もごく一部のスポットライトがあたっている有名どころを除けばあまりむくわれるているとはいえません。 東大卒→メーカー勤務→役者を目指すきっかけとは?
大阪出身なのですが、高校時代に劇団☆新感線の古田新太さんや、(当時)劇団そとばこまちの生瀬勝久さんなど、関西で活躍されている役者さんが出演されていた、ちょっとマニアックな深夜番組(『現代用語の基礎体力』といいます)を見たのがきっかけです。カルチャーショックを受け、ドキドキするような不思議な感覚でテレビを見てました。 で、大学に演劇サークルがあるのを見つけて、やってみようかなと思いました。普通はまず観るもんだと思うのですが、そのときはなぜかすぐに芝居をやる側に行こうと思いました。 -大学で電子工学科を選んだのはどういう理由で? 東京大学では大学2年で学科を選択するのですが、それまではっきりと決めていませんでした。決めなきゃならないとなったときに、コンピュータの世界に関わることが、将来的にも有効かなと思いまして。そんなアバウトな理由でした。 -大学卒業後、芝居から足を洗って就職していますが、未練は? 未練はとくになかったです。学生時代の劇団の主宰も、会社勤めの方だったので、自分ももしやりたくなったら勤めながらやればいいやと思ってましたし。 |