『真珠夫人』の後番組、『新・愛の嵐』で成人した猛役を演じているのが『クウガ』の後番組、『仮面ライダーアギト』で同じく主人公をサポートする刑事を演じた要潤。
『新・愛の嵐』でもトレードマークの長髪を振り回して「あんな髪型をした戦前の若者がいるか!」といわれながらがんばっています。
その『アギト』で主人公を演じた賀集利樹は『はぐれ刑事純情派』で変身ヒーローもの出身の先輩ケイン・コスギの後を引き継ぎ、若手刑事を演じています。
そして、現在放送中の『仮面ライダー龍騎』、これはなんとライダーが計13人登場予定でお互いに戦うというとても仮面ライダーとは思えない展開です。
プロデューサによると「現実の世界は正義と悪が戦うのではなく、アメリカの正義対アフガンの正義などお互いに正義をふりかざして戦っている。それを表現したかった」ということです。
しかしバンダイがライダーのおもちゃをたくさんつくって売るための作戦だというのは考えすぎ?
まあその結果ドラマもおもしろく、かついい男も大挙登場しているのでよしとしましょう。前半に登場した七人のライダーを演じた俳優の素顔を集めた写真集「NAKED SEVEN」が発売、8月17日から映画版も公開されてます。
大人向けにシリアスになる仮面ライダーに対して、あくまで子ども物を守るテレビ朝日-東映のもう一つの変身ヒーローもの、スーパー戦隊シリーズも負けてはいません。
『未来戦隊タイムレンジャー』タイムレッド・永井大は『マイリトルシェフ』に出演中。
『百獣戦隊ガオレンジャー』ガオレッド・金子昇は『ぼくが地球を救う』に出演し、磯山晶プロデューサから「秘密兵器です」とイチオシされています。
同じくガオシルバー・玉山鉄二はNHK夜ドラ『真夜中は別の顔』に出演。
なぜに変身ヒーローにいい男を投入するのか。それは子どもにおもちゃを買わせるために財布のひもを握っているお母さんたちの人気も得ると有利だからでしょう。
そしてその人気を見て『世界ウルルン滞在記』や今は亡き『筋肉番付』など肉体派タレントバラエティ番組が積極的に起用し、その流れが連続ドラマにも及んでいます。
この春、後楽園遊園地の「ガオレンジャーショー」では収録が終わった俳優が出演するからと、お母さんたちが子供たち以上に盛り上がってガオシルバー・玉山鉄二にキャーキャー騒いでいました。
いやはやなんとも。
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