絵本/春を楽しむおすすめ絵本

イースターの絵本で春色気分!(2ページ目)

2008年のイースター(復活祭)は3月23日です。キリストの復活を祝い、春の訪れを喜ぶ行事に、絵本の世界で親しんでみませんか?ウサギとたまごを飾りたくなるかも!

執筆者:鈴木 宏枝

はじめの一歩にも『イースターってなあに』

イースターバニーになることは、ウサギにとって大変な名誉です。夜のうちに良い子たちのところに行き、たまごを枕元に置いたり、こっそり隠しておいたり。

春を迎える行事としてのイースターやイースターエッグ作りのことがやさしく書かれた入門編の絵本です。卵を大事に背中にしょって出かけるイースターバニーの絵から始まり、イースターの一日がよく分かります。

■『イースターってなあに』
作:リースベット・スレーヘルス
編・訳:女子パウロ会
出版社:女子パウロ会
出版年:2005/2007.2
価格:1,575円(税込)


穏やかな春の光が感じられるターシャの『イースターのおはなし』

イースターは「ふしぎ」がいっぱいです。もし1年間ずっといい子にしていたのなら、小鹿に乗って動物たちに出会ったり、空高くのぼっていったりする夢を見られるはず。それに、目覚めた朝には、不思議な宝探しのように、いろんなところにイースターエッグを見つけるでしょう。

ターシャ・テューダーの優しい色彩が、まさに柔らかい春の息吹にぴったりです。いまや古風な19世紀の女の子の服装もエレガントに感じますし、ちょっとした「ふしぎ」に気分もゆったり。小鹿の背中に乗ってみる春の様々が本当に愛らしいです。

■『イースターのおはなし』
作:ターシャ・テューダー
やく:ないとうりえこ
出版社:メディアファクトリー
出版年:1941/2002.4
価格:1,260円(税込)


おばあちゃんへの想い『チキン・サンデー』

ユーラおばあちゃんはスチュワートとウィンストン兄弟の祖母で、「わたし」のことも可愛がってくれます。毎週の「チキン・サンデー」には教会のあとにおばあちゃんお手製の料理を頂きます。もうすぐイースター。おばあちゃんが美しい帽子をほしがっていることを知った三人はプレゼントの計画を立てます。

ユーラおばあちゃんはアフリカ系、「わたし」はウクライナ系、帽子屋のコジンスキーさんはロシア系です。文だけでは分からない文化の違いと、それゆえに花開く交流が、絵によって見事に表現されています。美しく染色したウクライナ風のイースター・エッグも、ピンクのあでやかな帽子をかぶったユーラおばあちゃんの見事な独唱も最高!泣ける絵本です。

■『チキン・サンデー』
作:パトリシア・ポラッコ
訳:福本友美子
出版社:アスラン書房
出版年:1997/1997.3
価格:1,565円(税込)


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『イースターってなあに?』
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『イースターのおはなし』
ここで購入!ターシャ・テューダーのやさしい絵で「春」そのものが感じられます。良い子には、素敵なイースターの贈り物が見つかりますよ。
『チキン・サンデー』
ここで購入!「わたし」が親しくしていたユーラおばあちゃんはすばらしい歌声の持ち主で、日曜日にはいつもチキンをふるまってくれました。ある年のイースター、ユーラおばあちゃんの孫の兄弟と「わたし」はおばあちゃんに素敵な帽子をプレゼントする計画を立てます。
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