<CONTENTS>
1ページ目:先生!男子がキン消しを持ってきてます!
2ページ目:今年は、29(にく)周年。キン肉マンの話題ぞくぞく
先生!男子がキン消しを持ってきてます!
店舗前に並ぶガシャポン。キン消しは、100円で2体入り |
キン消しは「消しゴム」じゃないから、持ってくるのを禁止していた学校がほとんど |
写真は、アシュラマン(復刻前バージョン)。超人の中でも複雑で精巧な造り |
闘わせたり飛ばしたり、遊び方はさまざま。集めて眺めるだけの子も |
「週刊少年ジャンプ」で79年~87年に連載された『キン肉マン』(原作:ゆでたまご)は、キン肉星の王子・キン肉マンがテリーマンら正義超人たちと努力と友情パワーで悪の超人たちと戦うヒーローもの。83年からテレビアニメにもなり、超人たちの活躍に当時の男子は夢中でした。
マンガに登場する超人が、次々とキン消し化され、各超人のバックストーリーに合わせて、好きな組み合わせでキン消しを揃えるのが楽しかったと、往時の少年たちは語ります。キン消しは「消しゴム」と言っていますが、素材はポリ塩化ビニール製で、文房具としての機能はありません。無理に消そうとすると、ノートもキン消しも、真っ黒になったものです。文具とは認められず、おもちゃだからということで、「学校に持ってきてはいけないモノ」。
でもパパの中には、こっそり学校に持ってきては、教室や校庭の片隅で交換したり遊んだりした思い出深いおもちゃではないでしょうか。
29年前とは思えないほど、精巧な作り
キン消しは、体長4cmと小さいフィギュア。まだコンピュータが一般的じゃなかった時代に、二次元のマンガからキャラクターの特徴をデフォルメしつつ、三次元の原型に起こして造られました。人気の超人は、違うパターンのポーズが複数発売され、コレクション性も高いおもちゃでした。その時代に少年だった「カード&ボードゲーム」ガイド、双六屋カゲゾウさんもキン消しを語っています。その熱い思いは「俺にキン肉マンを語らせろ!前編 小学生時代のステイタス。それはキン消しだっ!」でご覧ください。