絵本/絵本関連情報

100日後まで役に立つ幼稚園の絵本(4ページ目)

お子さんが「幼稚園」という場を受けとめたら読みたい幼稚園の絵本です。わくわくしている子には今すぐ。そして不安が大きい子には、入園してからゆっくりと。その子に合ったタイミングで手渡してあげてください。

執筆者:鈴木 宏枝

先生のこと、お話してみたい『せんせい』

せんせいって、うまで、オニで、おすもうさんで、おおかみで……。

幼稚園の先生はいろんな場面でいろんな役割を担います。おままごとのときはお客さんになるし、節分のときはオニになります。それだけでなく、先生は、ご自分のお子さんにとっては「お母さん」ですし、お母さまにとっては「ほんとうのこども」です。社会や家族関係の中で変化する呼び名や役割が、子どもにはとても新鮮ですね。

こぶた組の先生は、きりっとしたみつあみに眼鏡。なんともいえず頼もしい雰囲気で、子どもたちに慕われているのがよく分かります。長新太さんの絵で大成功しているといえるでしょう。おすもうさんドスコイの絵も、こぶた組にちなんでこぶたになってしまった先生の絵もとってもユーモラス。先生への親しみが増すことうけあいの絵本です。

■『せんせい』
ぶん:大場牧夫
絵:長新太
出版社:福音館書店
出版年:1992.3
価格:880円(税込)


入園や園生活には不安があるかもしれませんが、何事につけ、子どもが乗り越えて自分の力にしていけるよう、親は静かに賢く見守りたいです。ここに挙げた絵本の中には、お父さんやお母さんにとってのヒントになるものもあります。4月までは親子でラブラブに過ごせる時間を大切に。そして、いよいよ幼稚園児になったら、新しい文化をお子さんと一緒に絵本の中でも楽しめますように。もうすぐのご入園、おめでとうございます!


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<関連サイト>
「入園・入学の絵本」 (ユウchan)
「新入園、新入学に出会う本」 (えほん大好き)
『せんせい』
ここで購入!幼稚園の先生は、先生というだけでいろんなものになります。遊びのときにはお馬さん、節分のときにはオニ、おままごとならお客さん……。にこやかに子どもたちと時間を過ごすこぶた組の先生。名前がついていないので、お子さん自身の先生にひきつけられそうです。
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