まだ読まないで、幼稚園の絵本
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幼稚園の入園式。みんなピカピカのいいお顔でしょう。新しい気持ちで迎える園生活に、心から「おめでとう!」 | もうす4月のご入園の季節です。お子さんにとってもご家族にとっても、大きな変化ですね。入園を不安に思うお子さんがいたら、今のうちに絵本で園の楽しさを伝えたいと思うかもしれません。でも、ちょっと待ってください!まずは、お父さんやお母さんの口から、お子さんの通う唯一無二の幼稚園について、しっかり語りかけてほしいのです。
子どもは、イメージをまるごと受け止めます。絵本の中で心細い思いをする子に同化するかもしれません。幼稚園という抽象にぴんとこないかもしれません。3月までは、前知識だけを増やすよりも、ゆったりとした心持ちで入園準備をし、普段通りのリズムで過ごすほうが親子ともに落ち着くのではないでしょうか。
もちろん、幼稚園を楽しみにし、幼稚園の絵本を読みたがっているお子さんには、どうぞ今すぐ読み聞かせてみてくださいね。絵本の中に色々な幼稚園があることに驚き、愉快な先生や楽しい園生活にわくわくすることでしょう。
幼稚園を知ったあと
幼稚園がはじまったら、いよいよ絵本の出番です。環境の変化を経験したあとにこそ、絵本による再イメージ化が生きてきます。幼稚園の絵本のことをしっかり心にとめておいて、ベストタイミングで出してみましょう。
本当に園生活に不安がある場合、降園後はお気に入りの絵本を読み、お父さんやお母さんがぎゅーっと抱きしめ、赤ちゃんにしてあげるほうが落ち着くはず。幼稚園の絵本は、「乗り越えた」後に笑顔で読んでくださいね。それでは、100日後まで役立つ幼稚園の絵本のご紹介です。
<INDEX>
2ページ目:幼稚園が心配だったお子さんへ
『しんぱいしんぱいウェンベリー』『はじめてのようちえん』
3ページ目:いろいろな幼稚園にオドロキ
『ようちえんにいったともちゃんとこぐまくん』
『おひさまようちえんのひみつのともだち』
4ページ目:優しくって頼もしい『せんせい』
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