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日本野球の歴史と共に。エポック社の野球盤

エポック社の野球盤」は、今年で誕生50周年。持っていた野球盤から、その時代を思い起こすことができます。お父さんもおじいちゃんも、夢中になって遊んでいた子どもの頃を思い出してね。

執筆者:田中 祐子


男の子の好きなスポーツと言ったら、今も昔も「野球」ですね。エポック社の野球盤は、みんなで大騒ぎしながら楽しめるアクション型ボードゲーム。その製品の歴史は日本野球の歴史そのもの。様々な機能を追加しながら成長してきたおもちゃです。

<CONTENTS>
1ページ目:昔から変わらない、野球盤の魅力!
2ページ目:ドーム球場、人工芝……リアルに進化
3ページ目:今、遊べる野球盤はコレだ!

昔から変わらない、野球盤の魅力!

初代の木製野球盤
一番最初の野球盤は、木製だったんですよ
消える魔球
爆発的ヒット!スイッチヒッター機能と消える魔球を搭載
スイッチヒッター
スイッチヒッターと消える魔球の部分を拡大
連続投球
一度に6個の球をセットできる、連続投球は便利な機能
■ボクもパパもおじいちゃんも、野球盤
エポック社の野球盤が最初に登場したのは、1958年(昭和33年)。来年の2008年で誕生50周年になる長寿おもちゃです。昔、少年だったパパやおじいちゃんも、野球盤で遊んだ思い出があるかもしれません。

攻める側と守る側での野球盤を使ったワザやトークの駆け引きは、電子ゲームにはない、コミュニケーションの楽しさがあります。

ガイドも少女時代、幼ななじみと一緒に遊んでいました。女の子にとって複雑な野球のルールも、この野球盤のおかげですんなりと覚えることができました。

■『巨人の星』が「消える魔球」を生んだ
ピッチャーが投げたボールがバッターの手前で消える「消える魔球」。誕生のヒントは、当時の人気漫画『巨人の星』(梶原一騎原作、川崎のぼる画)に描かれた魔球。主人公星飛雄馬の投げる変化球の一つ「大リーグボール2号」がヒントとなり、野球盤に採用されました。

ボールにカウントされるとはいえ、使われてしまうと打つことができなくなるので、「1回につき何球までね!」と、子どもの間でルールを話し合うキッカケにもなりました。

■磁石で変化球。左右選べる打者
投げるボールはパチンコ玉に似た金属製。盤に仕掛けられた磁石を動かし、投げたボールの軌跡を変化させ、カーブやシュートを投げることができます。

左右に打席を替えることのできるスイッチヒッター機能を搭載。バットをセットして、レバーの引き加減などでバッティングの強さやタイミングを決めます。

投手の役は、どうやって動かせばどんな変化球になるのか、子どもなりに考えて投球のテクニックを磨きます。打者の役は、相手がどんな球を出してくるのか予測してバットを振る……このリアルな緊張感が、野球盤の面白さです。

>>日本野球の進化と共に、野球盤も成長しました>>
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