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1ページ目:すべての子どもに愛される『ぐりとぐら』
2ページ目:ぐりとぐらの春と夏
『ぐりとぐらのおおそうじ』『ぐりとぐらとくるりくら』『ぐりとぐらのえんそく』『ぐりとぐらのかいすいよく』
3ページ目:ぐりとぐらの秋と冬
『ぐりとぐらとすみれちゃん』『ぐりとぐらのおきゃくさま』
すべての子どもに愛される『ぐりとぐら』
このよで いちばん すきなのはおりょうりすること たべること大きなかごを持ってでかけた森の中で、野ねずみのぐりとぐらは大きな卵を見つけ、カステラを作りはじめます。いい匂いにつられてやってきたライオンやゾウや小鳥も、みんなご相伴に預かります。
雑誌掲載時のタイトルは「たまご」でした。小さいぐりとぐらから見た大きな卵は、本当はそれほど大きくなかったかもしれません。でも、その卵で作ったカステラはたくさんの動物のおなかを満たせます。入れ子のような大小感覚がいかにも絵本らしい空想性を実現しています。少しくすんだ濃淡のある色合いや、絵のリズムにもひきつけられるでしょう。この2匹は「ふたご」なのですが、友達でも兄弟でも読み手のお子さんの感性のままでいいのではないかと思います。
■『ぐりとぐら』
文:中川李枝子
絵:大村百合子
出版社:福音館書店
価格:\780
発行:1963.12/1967.1
ぐりとぐらのぬいぐるみ。ガイド謹製です |
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