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この木なんの木?素材感で選ぶ木の積み木

木の積み木は、買ってあげたいおもちゃの定番です。ほとんどの市販品はブナですが、各地の自然派工房では、いろんな樹木を素材とした積み木が作られています。2セット目の積み木は違う素材で選んでみませんか?

執筆者:田中 祐子


素材感を活かした積み木の面白さ

1つの素材だけではわからない樹木の違いは、比べることによってハッキリと感じてくれることでしょう。匂いをかいだり、触ったり、時には舐めてみたり。最近は木の素材にもこだわった工房の積み木をみかけます。樹木の種類によってどんな特性があるのでしょう?

<CONTENTS>
1ページ目:素材感を活かした積み木の面白さ
2ページ目:意外な素材の積み木たち
3ページ目:木の感触を愉しむ積み木


積み木選びの3つのポイント

「木の積み木」と言っても、とてもたくさんの種類があります。色がついていたり、いろんな形がたくさん含まれていたり……。その中で、自分のお子さんにぴったりのものを探すために、3つのポイントを上げてみます。

・形
いろんな形があると楽しいものですが、大きな作品を作ろうとすると、基本的な形の量が決め手になります。すべての辺が同じ立方体と、ぴったり倍の長さの直方体。立方体を斜めに切った三角形。そして、立方体の辺と同じ直径を持つ円柱が基本的な形です。これらの形であれば、大きな作品を作ってもピッタリ収まります。

・手ごろな大きさ
立方体の一辺が基準となって作られている積み木は、その一辺の長さを「基尺(きじゃく)」といい、積み木のサイズをあらわしています。30mm~35mmは、机の上で遊ぶ大きさ。40~45mmは、床の上で遊ぶのに適しています。小さなお子さんは、40mm以上のサイズが遊びやすいですよ。今回ここでご紹介する積み木には、すべて基尺を明記しています。

・数
積み木の数は多すぎてもいけないし少なすぎてもいけません。かといって、年齢によって適正な数が決まるわけではありません。お子さんの想像力と創造力が育っていくと、作りたいものが増えていきますので、自然と要求する積み木の数が増えていきます。まずは、40個前後から始めて、遊び方に合わせてじょじょに増やしてあげてください。

そして、4つ目のポイントとして素材を考えてみましょう。

ヒノキ・ビーチ
ウッドキュウブ100ピース(ビーチ)
同じサイズで、ヒノキ材のウッドキュウブもあります。「ウッドキュウブ100ピース(ヒノキ)」\28,900(税込)。数:100。写真は、材質:ビーチ。基尺:40mm「ウッドキュウブ100ピース(ビーチ)」\27,900(税込)
たとえば、同じ積み木でも素材が「ヒノキ」だったら、どんなイメージが湧くでしょう?香りがとてもよく芳香剤にも使われていますね。

ヒノキは、日本特産種で本州中部から九州屋久島に分布。耐水性が高いのでお風呂や桶が作られたり、寺社建築に使われている高級素材です。アレルギー性疾患を引き起こす室内塵中ダニに対して、行動抑制効果がでることがわかっています。ウッドキュウブでは、地元高知のヒノキを使っています。

もう一つの素材ビーチの産地はアメリカ東部。色合いも優しく、強度があって衝撃にも強いので、家具やドアに使われています。ドイツの木製おもちゃの素材として多く使われています。

>>木の種類が違うと、イメージががらりと変わります>>
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