子育て/子育て関連情報

作りたての贅沢!ホームメイドバターの魅力

今年は空前のバター不足。代替商品はいろいろあるとはいえ、バターの風味って何物にも代えがたくて、特別ですよね。そこで提案です。フレッシュでリッチなバターを自宅で作るのはいかがですか?

執筆者:飯野 耀子

空前のバター不足に皆さんは……?

バター
やっぱりバターじゃないと!
昔、「味はバターで決まります」というCMのキャッチコピーがあって、お料理に一味足りない時にバターを足しては「本当にそうだなぁ」と思っていました。皆さんの中にもこのCMを覚えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

また、「マーガリンよりも実はバターの方がカロリーが低い」というのを知ってからは、元々好みだったことに加えて安心感も深まり、ますますバター党に。最近言われるようになってきたトランス脂肪酸の問題などを考えても、やっぱりバターの方がいいということで、ここ数年、我が家にはバター、特に発酵バターがない時はないという状態でした。ですが、バターがお店から消えた状態が続くにつれ、またあったとしてもひと箱1,000円以上となると、う~ん、やっぱり考えてしまいますよね?

先日、テレビでタレントの松本明子さんも「(お店に)バターがなくて、あっても高いので作ろうとしました」とお話されていました(ちなみに松本さんはバター作りに失敗されたそう。その理由は……次のページのホームメイドバターの作り方のところでお話しますね)。

このバター不足、バター高騰、皆さんはどう対処されていますか? もしかしてバターは高いからと諦めてしまった方もいるのではないでしょうか?

でも、諦めないでください! 300~400円程度で美味しくて新鮮で安心なバターを絶対に手に入れる方法があります。折よく夏休みですので、ぜひお子さんにもバターができる過程を見せてあげてください。

昔は化粧品だったバター

バター
前回の記事でご紹介したトマト然り、今では食用になっていても昔は食用じゃなかったものって結構あります
ところで、バターっていつ頃登場した食材なのでしょうか? 残念ながらバターの歴史の始まりは文献などに明確には残されておらず、はっきりとしたことはわかっていません。ただ聖書には「乳脂」として登場していますし、紀元前のインドの経典などにも登場することから、ずいぶんと長い間、人間はバターとお付き合いしてきていることがわかります。

また、バターは牛のお乳からできるものと思いがちですが、羊のお乳から作られるものもあるそうです。そう考えると、チーズを作る原料と元は一緒ですから、羊のバターももちろんありえるわけです。いったいどんな味がするのでしょうか? 羊のチーズというと独特の香りがありますから、バターも何か独特な香りがするのかもしれませんね。

ところで紀元前から私たちの生活に密接な関わりのあるバターですが、昔は食用というよりもクリームや化粧用など、食べるというよりも美容面で活用されることがメインだったそう。

美容とバターというと現代の私たちにとってはシアバターの方が馴染みがありますが、昔の人は牛や羊のお乳から作られるバターを美容のために使っていたんですね。

>>次は手作りバター教室です!>>
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