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聞きわけのよい子どもに育てるには?(2ページ目)

子どもと話をしている時、親の一言で会話がプツンと切れてしまったり、親の言う事をちっとも聞いてくれません。どのように対応したら親の言う事を聞いてくれるのでしょう?

執筆者:鈴木 牧子

子どもが自分で考えて対応できる言い方・伝え方

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■子どもが騒いでいる。来客中なので静かにしてほしい場面
・「しずかにしなさい」(命令)
・「騒いでいると声が聞こえにくくて、お客さんと話ができないからママは困るわ。」(事情説明)

■子どもが遊んでほしいとせがむが、疲れていて相手をしたくない場面
・「むこうにいって」(指示・拒否)
・「今日は仕事が忙しくてもうクタクタだから今は遊べないわ。休憩させて」(事情説明)

■子どもが約束の時間より遅く、夜暗くなってから帰ってきた場面
・「遅いじゃないの!何してたの!」(心配が怒りに変わっている、否定)
・「暗くなっても帰ってこないから、ママは泣きたくなるくらい心配だったよ。」(事情説明)

私が思っていることや感じていることの伝え方

怒ったり指示や命令を出す前に、自分が今どういう感情や状況であるのかを子どもに伝えて見ましょう。親が思う以上に論理的に話すと子どもは聞き分けがよくなって来ます。子ども側の事情や強い欲求がある場合は、頭ごなしに強制せず言い分を聴いてあげましょう。親の権威を振りかざしたり子どもと同じレベルで喧嘩をしては、感情が行き違うばかりとなります。

「私はこう思う」「私はこう感じるけれど」といった自分を主語とした=(I)アイ私メッセージで話してみましょう。(YOU)あなたを主語にして話をすると、ついつい相手を否定するパターンの話し方になりがちです。ちょっとした心遣いをしながら話すだけで、相手に核心が伝わります。親が支配者的立場から子どもに接することを止め、互いに本心を打ち明けられる関係を築けると会話は弾み楽しくなります。

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